小島城

所 在 地  岐阜県飛騨市古川町沼町 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 櫓台 堀切 枡形虎口 形 式  山城(標高620m)
築 城 者  姉小路氏 築 城 年  南北朝期
歴 史 姉小路家は飛騨国に領地があり、南北朝期に姉小路家綱が後醍醐天皇から飛騨国司に補任され、小島城に入った。家綱没後、姉小路家は小島・古川・向の三家に分かれ、嫡流の小島家は小島城を居城とした。
戦国期に入り、南飛騨で台頭した三木(みつき)氏によって古川・向家は滅亡したが、小島氏は三木氏に組して存続した。
天正13年(1585)、豊臣秀吉の命により金森長近が飛騨に侵攻し、三木氏は滅亡し、小島城も落城した。当主の小島時光は討死し、小島氏も滅亡して姉小路家は完全に消滅した。
歴 代 城 主  姉小路氏 小島氏


主郭の東下の段の櫓台 主郭の東下の段 奥は主郭の上の段


現地解説板の地図

小島城は安峯山から西に延びる尾根の先端部に築かれている。
主郭は標高620m、麓からの比高130mの最高所に置かれ、尾根に沿って曲輪が連郭に配置されている。


主郭の上の段 主郭の西下の段の北面の石垣


 <アクセス>
小島城跡は、JR杉崎駅の西500mの山中にある。JR杉崎駅の西側を県道75線で北上し、踏切を越えて約1.5km走り、小島城の案内標識のある三叉路を右折する。狭い道を道なりに約0.7km進むと、突き当りに小島城まで2kmの案内標識がある。ゲートを開いて林道に入り、1km程進むと、三叉路に行き当るが、案内標識に従って右側のオフロードに入る。このオフロードの終点が駐車できる広場になっており、小島城の解説板がある。林道は車がすれ違うことのできない細い道の連続であるので、要注意。(2013.05.13)

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