田辺城

所 在 地  和歌山県田辺市上屋敷三丁目 別 名  錦水城
遺 構  石垣 水門 形 式  平城
築 城 者  安藤直次 築 城 年 元和5年(1619) 
歴 史 元和5年(1619)に徳川頼宣が紀伊和歌山城主となると、付家老に指名された安藤直次が田辺に入封し、湊城という浅野氏時代の城跡に田辺城を築いた。
安藤直次は和歌山城下に常駐したため、田辺城には従弟の安藤小兵衛を留守居として置き、子兵衛家が代々城代家老を務めた。
明治元年(1868)、安藤氏は和歌山藩付家老から正式な大名に列し、田辺藩が成立した。
歴 代 城 主  安藤氏16代(3.8万石)


埋門(うずみもん)型の水門と石垣


現地解説板の建物配置図

天守や櫓を持たない陣屋構造であるが、西に会津川、南に田辺湾が面する本丸・二の丸からなる平城として整備されている。

城跡は宅地や公共施設に転用されており、一部が「錦水公園」となっている。唯一の遺構である水門は、「錦水公園」内に保存されている。


 <アクセス>
水門遺構が保存されている錦水公園は、JR田辺駅の西北西約1kmの地点。田辺市街の海沿いの道に架かる田辺大橋の東詰に錦水公園がある。公園内に2台分の駐車場がある。(2014.03.24)