亀山城

所 在 地 和歌山県御坊市湯川町丸山 別 名  丸山城 湯川城
遺 構  曲輪 土塁 形 式  山城(121.7m)
築 城 者  湯川光春 築 城 年  南北朝期
歴 史 亀山城は、室町時代南北朝期に、湯川光春により築城された。湯川氏は清和源氏の流れといわれ、鎌倉時代に紀伊熊野に入った。室町時代には紀伊守護畠山氏に属した。
天正13年(1585)、羽柴秀吉の紀州攻めに際して、湯川氏当主の直春は抗戦を選んだ。秀吉軍の大軍に対して亀山城を自焼して、ゲリラ戦を展開したが、直春は和議を結んで秀吉に降った。
歴 代 城 主  湯川氏


主郭 主郭の土塁


南方面の眺望

亀山城は標高121.7mの亀山の山頂に築かれており、周囲を一周する土塁が残存している。
現状は公園として整備されている。


<アクセス>
亀山城のある亀山の山頂は、JR御坊駅の北西500mに位置する。国道40号線から、JR紀伊内原駅と御坊駅の間で平行に走る紀勢線を越える。「くすり丸山」の北側の踏切を渡るのが無難(他の踏切は狭い)であり、踏切を越えて100m先の三叉路を右折する。150mほど行くと右側に丸山中央集会所があり、駐車することができる。この集会所の前に津波の際の避難場所の地図があり、亀山城跡は避難場所に指定されている。避難路として整備された坂道を案内に沿って行けば、10数分程度で城跡に着く。(2014.03.04)