勝沼氏館

所 在 地  山梨県甲州市勝沼町勝沼 別 名  
遺 構  曲輪 空掘 土塁 虎口 櫓台 形 式  居館
築 城 者  武田友信 築 城 年  16世紀前半
歴 史 勝沼郷は小山田氏の勢力下にあり、小山田氏は武田氏と敵対したが、永正7年(1510)に降伏して武田家臣団に組み込まれた。
この際に、武田信虎の弟の武田信友が勝沼郷に入り、勝沼氏館を築いて勝沼氏を名乗った。
勝沼友信は天文4年(1535)に北条氏との合戦で戦死し、嫡男の信元が継いだが、謀反の疑いで武田信玄により討たれ、勝沼氏は滅亡した。勝沼館には武田氏の重臣の今井氏が入ったとされる。
歴 代 城 主  武田(勝沼)氏 今井氏


内郭 内郭の北側の堀と土塁


現地説明板の勝沼氏館全体図

内郭と複数の外郭からなり、内郭が史跡として保存されている。


内郭の東側の堀と土塁 内郭の東門(裏門)の石垣


 <アクセス>
中央自動車道「勝沼」ICの北西約1km。ICから国道20号線(勝沼バイパス)に入って西進し、次の「上岩崎・原」信号を北に折れ、道なりに北上し、1km先の新祝橋を渡る。橋を渡ってすぐ右側が勝沼氏館跡。駐車場はないが、館跡を南側に廻り込むと車通行不可の旧祝橋があり、橋の手前に駐車スペースがある。(2018.04.03)