笠間城

所 在 地  茨城県笠間市笠間 別 名  桂城
遺 構  石垣 土塁 掘  形 式  山城
築 城 者  笠間時朝 築 城 年 承久元年(1219)
歴 史 笠間城は、承久元年に塩谷時朝により築城されたのに始まるとされる。時朝は笠間氏を称した。
天正18年(1590)の豊臣秀吉の北条攻めに際して、笠間綱家は北条氏と手を組み、豊臣方となった主家の宇都宮氏と対立し、宇都宮国綱に攻められて笠間城は落城した。
笠間城には宇都宮氏の武将の玉生勝昌が入ったが、宇都宮氏の改易に伴って、笠間城は宇都宮城の支城となり、蒲生郷成が入った。蒲生氏により現在みられる笠間城に整備された。
関ヶ原の役の以降は、慶長6年(1601)に松平(松井)康重、慶長13年(1609)に小笠原吉次、慶長17年(1612)に松平(戸田)康長、元和3年(1617)に永井直勝、元和8年(1622)に浅野長重、正保2年(1645)に井上正敏利、元禄5年(1692)松平(本庄)宗資、元禄15年(1702)に井上正岑、延享4年(1747)に牧野貞通が入封する。
以後、明治維新まで牧野氏が在封する。
歴 代 城 主 笠間氏 玉生氏 蒲生氏 松平(松井) 小笠原氏 松平(戸田)氏 永井 浅野氏 井上氏 松平(本庄)氏 井上氏 牧野氏(8万石)


天守曲輪への階段 天守曲輪の石垣


本丸跡 八幡台櫓台跡


 <アクセス>
JR水戸線「笠間」駅の北東約2kmの佐白山山頂部が城跡。国道355線の「荒町角」信号を東に入り、450m先の突き当りを左折しさらにすぐを右折すると、稲荷駐車場がある。この前から600m進み、三差路を左折して350m進むと千人溜駐車場に着く。山頂部の天守曲輪まで約10分。千人溜駐車場が使用禁止の場合、入口に2台程駐車可能。(2019.09.19)