金石城

所 在 地  長崎県対馬市厳原町今屋敷 別 名  金石屋形 府中城
遺 構  石垣 復元櫓門 復元庭園 形 式  平城
築 城 者  宗将盛 築 城 年  享禄元年(1528)
歴 史 享禄元年(1528)の内乱で対馬領主・宗氏の舘が焼失し、同年に宗将盛が金石屋形を建てて移った。
寛文5年(1650)、櫓門を建造し、堀を開鑿するなどして改修を行ない、金石城と称した。
延宝6年(1687)、桟原城を築いて居城を移す。居城を移した後も金石城は廃されることなく、幕末まで存続した。
歴 代 城 主  宗氏(10万石)


搦め手門跡の櫓台


金石城は、文禄・慶長の役の際に山城が築かれた清水山の麓にある平城である。天守はなく、櫓門が天守を代用した。
櫓門は大正8年(1919)に老朽化により解体されたが、平成元年に復元して再建された。また発掘調査に基づいて庭園が復元されている。


復元された櫓門 復元された庭園(旧金石城庭園)


 <アクセス>
対馬市厳原町の南西部に位置する対馬市役所の北側に櫓門がある。櫓門を潜って進むと、旧金石城庭園(有料)がある。庭園を通り抜けると搦め手門跡の石垣がある。(2012.10.28)

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