上山城

所 在 地  山形県上山市元城内 別 名  月岡城
遺 構  曲輪 土塁 堀 模擬天守 形 式  平山城
築 城 者  武衛義忠 築 城 年  天文4年(1535)
歴 史 上山城は、武衛義忠によって天文4年に築城された。
天正8年(1580)、最上義光に攻められて落城した。上山城には里見民部が入り、最上氏の山形城の支城となった。
元和8年(1622)に最上氏が改易されると、松平重忠が入封した。
以後、寛永3年(1626)に蒲生忠知、寛永5年(1628)に土岐頼行が入った。元禄5年(1692)に土岐氏が転封される際に同時に城は破却された。
同年に金森頼旹が入封し、さらに元禄10年(1697)に松平信通が入封したが、二の丸に居館を設けて旧に復することなく明治維新を迎えた。
歴 代 城 主 武衛氏 里見氏 松平(能見)氏(3万石) 蒲生氏(4万石) 土岐氏(2.5万石) 金森氏(3.7万石) 松平(藤井)氏(3万石)


残存する堀の一部 二の丸の土塁


丘陵の再高所に本丸を置き、それを二の丸が三方から包み込む縄張り。
現在、二の丸跡に郷土資料館として模擬天守が建てられている。その西側の月岡神社に土塁が、さらにその西側に堀の一部が残存している。


郷土資料館


 <アクセス>
城跡の月岡公園は、JRかみのやま温泉駅の北西約0.6km。国道458号線の「新湯口」信号を東に入り、200m先の突き当りを北へ左折し、次の交差点を東へ右折する。250m先の右側に公園の駐車場があり、模擬天守が北側に見える。(2016.09.24)