梶谷城

所 在 地  長崎県松浦市今福町 別 名  勝谷城
遺 構  曲輪 石垣 天守台 形 式  山城
築 城 者  源久 築 城 年 延久元年(1069)
歴 史 梶谷城は、松浦氏の祖・源久氏により延久元年に築城されたとされるが、築城年には諸説ある。源久は松浦氏を名乗り、梶谷城は松浦党の拠点として使用された。
永禄9年(1566)、平戸松浦氏の隆信が惣領家を滅ぼして松浦半島を統一し、梶谷城も松浦隆信の支配下に入った。
天正19年(1591)、朝鮮出兵に備えて豊臣秀吉の命により梶谷城は改修され、現在みられる石垣の城になった。
朝鮮出兵が終わった後、梶谷城は放棄されたとみられ、寛永15年(1638)の島原の乱の終結後に完全に破壊された。
歴 代 城 主  松浦氏


主郭北面の石垣


 現地解説板の地図

標高197mの今福城山の山頂に築かれた山城であり、主郭と副郭からなる。


主郭の天守台 副郭


 <アクセス>
松浦西九州線「今副」駅の西北西約1.5km。国道204号線の「梶谷城1.7km」の道路標識がある信号交差点を西へと折れる。0.7km先に「梶谷城跡」の標識があるのでここを右に入る。道は舗装されているが狭い。0.7kmほど先にトイレと駐車場があるが、ここからさらに300mほど進むと、終点の広場に出る。ここが城の副郭。(2018.05.30)