岩殿城

所 在 地  山梨県大月市賑岡町岩殿 別 名  岩殿山城
遺 構  曲輪 土塁 堀切 井戸 形 式  山城
築 城 者  不明 築 城 年  不明
歴 史 岩殿城は、天文元年(1532)に小山田信有により築城されたとの説があるが、真偽は不明。
永禄8年(1565)、小山田信茂が居城を岩殿城に移したとされる。
天正10年(1582)、織田信長が甲斐に侵攻した際に、小山田信茂は武田勝頼に岩殿城に落ち延びるように進言したが、勝頼が岩殿城へ向かうことを信茂は阻止し、勝頼は天目山に追い詰められて自害した。小山田信茂は織田家に帰参することを求めたが、不忠を咎められて処刑され、小山田氏は滅亡した。
岩殿城には河尻秀隆が入ったが、本能寺の変の後の混乱時に秀隆は討ち死にし、甲斐は徳川家康の支配下になった。
徳川の体制が確立した後、岩殿城は廃城となった。
歴 代 城 主  小山田氏 河尻氏 徳川氏


標高634mの岩殿山の山頂の主郭


巨岩を利用した揚木戸跡 井戸(馬冷やし池と亀が池)


 <アクセス>
岩殿山は、JR中央本線「大月」駅の北東約1km。大月市街地を東西に走る道の「高月橋入口」信号を北に折れ、橋を渡った左手に岩殿山登山者用の駐車場がある。登山口は駐車場から道路沿い200m先。山頂の城跡まで、ハイキングコースを30〜40分。駐車場が満杯の場合、橋を渡る手前の東側の大月市民会館の駐車場を利用する。(2018.04.03)