伊勢上野城

所 在 地  三重県津市河芸町上野 別 名  
遺 構  曲輪 櫓台 土塁 井戸 形 式  平山城
築 城 者  分部氏 築 城 年  天文年間
歴 史 上野城の築城の時期は明らかではないが。天文17年(1548)に分部氏から三間氏に城が預けられた記録があるという。
分部氏は長野氏に従っていたが、永禄11年(1568)に織田信長が北伊勢に侵攻した際に、当主の分部光嘉は織田氏に近付き、上野城に信長の弟の信包が入った。天正8年(1580)、織田信包が津城に移ったあと、分部光嘉が再び上野城の城主となった。
元和5年(1619)、光嘉の跡を継いだ分部光信が近江・大溝城に転封となり、それと共に上野城は廃された。
歴 代 城 主  分部氏 織田氏 分部氏


本丸  奥の櫓台に展望台が建っている 本丸の土塁


現地解説板の地図

伊勢湾に面する標高30mの本城山に築かれていた。本丸は45m×30mの規模であり、北西隅に櫓台がある。
城跡は現在、本城山青少年公園となっている。


 <アクセス>
城跡のある本城山青少年公園は近鉄名古屋線の豊津上野駅と千里駅の間にある。国道23号線を北上する場合には、「中別保」信号の次の交差点を西に入り、突き当りを右折すると、150m先の右手に公園の入り口がある。国道23号線を南下する場合は、「上野北」信号を西に折れ、0.4km先を道なりに左折すると、そこから0.8km先の左手に公園の入り口がある。公園内に無料駐車場がある。(2014.05.11)