猪苗代城
所 在 地 | 福島県耶麻郡猪苗代町古城町 | 別 名 | 亀ケ城 |
遺 構 | 曲輪 石垣 土塁 | 形 式 | 平山城 |
築 城 者 | 猪苗代経連 | 築 城 年 | 建久2年(1191) |
歴 史 | 佐原義連は欧州合戦の功により源頼朝から会津の地を与えられ、義連の孫の経連が建久2年(1191)に猪苗代城を築いたと伝わる。以後、猪苗代氏を名乗り、14代続いた。 猪苗代氏は蘆名氏に属したが、天正17年(1589)の摺上げ原の戦いに際して、当主の猪苗代盛国は伊達政宗に内応し、蘆名氏は滅んだ。しかし天正19年(1591)の豊臣秀吉の奥州仕置により、伊達政宗が会津から移封されるのに従って猪苗代氏も猪苗代城から退去した。 その後、会津領主は蒲生氏、上杉氏、蒲生氏、加藤氏、保科・松平氏と替わるが、猪苗代城には有力家臣が城代として置かれた。また元和元年(1615)の一国一城令の後も、猪苗代城は例外とし存続を認められた。 慶応4年(1868)の戊辰戦争の際に新政府軍が会津領に侵入すると、城代は猪苗代城を焼き払って退去した。 |
歴 代 城 主 | 猪苗代(佐原)氏14代 蒲生氏 上杉氏 蒲生氏 加藤氏 保科・松平氏 |
大手虎口石垣 | 中腹の手虎口石垣 |
現地案内図 猪苗代城は、南北250m、東西200m、比高30mの規模の平山城。 現在、本丸・二の郭・帯郭に、石垣、土塁、空堀が残り、保存状態は比較的良好である。特に大手口には石垣を利用した巨大な枡形虎口が造られている。 城跡は亀ケ城公園として整備されている。 |
山上部の虎口 | 本丸 土塁によって囲まれている 背景の山は磐梯山 |
<アクセス> 猪苗代城跡である亀ケ城址公園は、JR猪苗代駅の北1.6kmにある。磐越自動車道猪苗代磐梯ICを降りて国道115号線に入り、北上する。踏切を越えて2つ目の信号を左折し、さらに二つ目の信号を右折する。0.5km程北上すると亀ケ城址公園の無料駐車場の前に着く。(2013.06.11) |