船岡山城

所 在 地  石川県白山市鶴来八幡町 別 名  剣城 八幡城
遺 構  曲輪 石垣 土塁 形 式  山城
築 城 者  加賀一向一揆 築 城 年 天正年間(1573-91)初期
歴 史 船岡山城は、天正年間の初期に加賀一向一揆衆によって築城された。
天正8年(1580)、一向宗側の若林長門父子が守る船岡山城を、織田信長軍の柴田勝家、佐久間盛政が攻め、城は攻め滅ぼされた。
賤ヶ岳合戦の後、天正11年(1583)に前田利家が加賀を領有すると、家臣の高畠石見守定吉を船岡山城主として入れたが、元和元年(1615)の一国一城令により廃城となった。
歴 代 城 主 加賀一向一揆(若林長門守) 早谷五左衛門 高畠石見守定吉


石垣 土塁と虎口


現地説明版

手取川沿いの船岡山に築かれている。主郭は3つの曲輪からなる。
石垣があちこちにあるが、城跡のほとんどが草木に覆われており、整備状態は非常に悪い。


 <アクセス>
城跡がある船岡山は北陸鉄道石川線の鶴来駅の南約1.5km。国道157号線鶴来バイパスの「白山町西」交差点を東へ入り、道なりに1.5km先の「八幡町」交差点を過ぎて、さらに0.5km北上すると、左手に「白山青年の家」の案内板がある。ここを左折して坂道を上がり、「白山青年の家」の敷地内に入る。敷地内の駐車場に車を置くことができる。城跡は、「白山青年の家」の建物の裏手の鬱蒼とした林のなか。(2012.10.08)

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