深谷城

所 在 地  埼玉県深谷市本住町 別 名  木瓜城
遺 構  外堀跡 形 式  平城
築 城 者  上杉房慶 築 城 年  康正2年(1456)
歴 史 深谷城は、深谷上杉氏の上杉房慶が、古河公方に対抗するために築城したとされる。
以後、深谷上杉氏の居城であったが、後北条氏に従っていた天正18年(1590)に、豊臣秀吉の小田原攻めで開城した。
同年の徳川家康の関東入部により、深谷城には松平(長沢)康直が入城した。その後、家康の七男・松千代、六男忠輝が継ぎ、慶長15年(1610)に松平(桜井)忠重が入封した。
その後、酒井忠勝が入封したが、寛永4年(1627)に武蔵川越に移封となり、深谷藩は廃藩となった。深谷城も寛永11年(1634)に廃城となった。
歴 代 城 主  深谷上杉氏5代 長沢松平氏 桜井松平氏 酒井氏


深谷城址公園の模擬石垣と模擬塀 冨士浅間神社に残る外堀の痕跡


現地解説板の古図

深谷城は、唐沢川と福川に囲まれた湿地帯に築かれた平城。
遺構は残っていないが、城跡の一角が深谷城址公園となっている。
公園の東に隣接する冨士浅間神社の境内の池や水路が外堀の名残とされる。

 <アクセス>
深谷城址公園は、lJR高崎線「深谷駅」の北約約1kmにある。中山道(県道17号線)の「城址公園入口」信号を北に折れて200m先の右側が城址公園。周囲に駐車スペースはないので、近辺のコンビニなどを利用する。(2015.10.26)