長谷堂城

所 在 地  山形県山形市長谷堂 別 名  亀ヶ城
遺 構  曲輪 空堀 土塁 形 式  山城(比高85m)
築 城 者  最上氏 築 城 年  16世紀初期
歴 史 長谷堂城は、山形城を本拠とする最上氏の重要な支城。永正11年(1515)に伊達稙宗に攻め落とされたというのが長谷堂城の初見。
慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いに際して、上杉景勝配下の直江兼続は最上氏の領域に侵攻し、大軍で長谷堂城を攻めた。長谷堂城には志村光安が立てこもり少数の兵力で持ちこたえるうちに、西軍敗北の報が入り、直江兼続は撤退した。
戦いの後、長谷堂城は坂光秀に与えられたが、元和8年(1622)に最上氏が改易されると、長谷堂城も没収され、廃城となった。
歴 代 城 主 最上氏 志村氏 坂氏


山頂部の主郭 主郭の北側に帯状に設けられた曲輪


 現地解説板の地図

長谷堂城は標高230m、比高85mの小山の中腹から上を城域とし、山頂の主郭を囲むように曲輪が階段状に配置される。
現在、山全体が長谷堂城跡公園となっており、北東の麓に駐車場などが整備されている。


駐車場の脇に復元された堀


 <アクセス>
長谷堂城跡公園は、JR山形駅の南西約6q。国道348号線と国道458号線の交差点である「山形市長谷堂」信号を、国道348号線に沿って南西に進みむと300m先の左側に長谷堂城跡公園駐車場がある。城跡は向かいの小山。(2016.09.24)