花沢館

所 在 地  北海道上ノ国町勝山 別 名  
遺 構  曲輪 堀切 土塁  形 式  山城
築 城 者  安東氏被官 築 城 年 嘉吉3年(1443)頃
歴 史 安東氏に仕えた被官により渡島半島に築かれた道南十二館の一つであり、守護を花沢館に置いて上ノ国を支配した。
長禄元年(1457)のコシャマインの戦いのときには、十二館のうち10の館が陥落したが、蠣崎季繁が館主の花沢館は客将の武田信広の活躍により、平定の拠点となった。
永正10年(1513)に松前大館はアイヌの蜂起により陥落し、翌年、蠣崎氏は松前大館に移って上ノ国守護の他に松前守護も獲得した。花沢館はこのとき廃された。
歴 代 城 主  蠣崎氏


山頂部の主郭 主郭の奥の堀切



 <アクセス>
花沢館跡は、勝山館跡の東約1km。国道228号線の勝山館跡へ入る三差路から東に1.6km走ると、山側に公園風広場がある。この広場の脇に花沢館跡の石碑が立っており、ここから山道を入って数分程度で館跡に着く。専用の駐車場はないが、すぐ傍の信号交差点を山側に入ると200m先に駐車場がある(2017.07.03)