花巻城

所 在 地  岩手県花巻市城内 別 名  鳥谷ケ崎城
遺 構  曲輪 堀 土塁 門 形 式  平山城
築 城 者  稗貫氏 築 城 年  永享8年(1436)
歴 史 花巻の地は稗貫氏が鳥谷ケ崎城を居城として支配していたが、天正18年(1590)、豊臣秀吉による奥州仕置で稗貫広忠は所領を没収され、鳥谷ケ崎城から追放された。
天正19年(1591)、鳥谷ケ崎城は南部信直に与えられ、重臣の北信愛が城代として入り、花巻城と改名した。
慶長13年(1613)、南部政直が城主として入ったが、寛永元年(1624)に政直が死去したあとは、城代を置くようになり、明治維新に至った。
歴 代 城 主  稗貫氏 北氏 南部氏


現存する搦手門(円城寺に移築) 模擬櫓門と模擬石垣からなる復元西御門


  現地解説板の城古図

河岸段丘に築かれた平山城。本丸の南に二の丸、三の丸を梯郭式に配置する縄張りであり、各曲輪は水堀で囲まれていた。
本丸は鳥谷ケ崎公園として整備されており、西御門が復元されている。


本丸土塁 鐘撞堂下御堀


 <アクセス>
城跡の鳥谷ケ崎公園は、JR花巻駅の東約0.8km。釜石自動車道「花巻空港IC」から国道4号線に入り、2.2km南下した信号交差点を花巻市街へと東に折れて県道12号線に入る。2km先の「朝日大橋西」信号交差点を北に折れ、1km先の「花巻駅口」信号交差点を西に曲ると、左手に鳥谷ケ崎公園が見える。公園に駐車場はないので、公園の道を挟んだ北側のショッピングセンターを利用する。(2016.07.23)

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