五稜郭

所 在 地  北海道函館市五稜郭町 別 名  柳野城
遺 構  曲輪 石垣 堀 復元奉行所 形 式  稜堡式平城
築 城 者  江戸幕府 築 城 年 安政4年(1857)
歴 史 嘉永6年(1853)にペリーのアメリカ艦隊が来航し、翌安政元年(1854)に江戸幕府はアメリカと日米和親条約を結び、下田と箱館を開港した。幕府は箱館を直轄地とし、箱館奉行をおいて蝦夷地を管理させることにした。
五稜郭は伊予大洲藩の武田斐三郎(あやさぶろう)の設計になるもので、安政4年(1857)に起工し、慶応2年(1866)に完成したが、五稜郭内の箱館奉行所は元治元年(1864)に業務を開始した。
明治元年(1868)、五稜郭は明治新政府に接収され、箱館裁判所となり、さらに箱館府が設置された。
同年、榎本武揚率いる旧幕府軍が来襲し、五稜郭は占拠され、蝦夷共和国が成立した。明治2年(1869)、明治新政府軍に攻められ、五稜郭は明け渡された。
明治4年(1871)、開拓使本庁が札幌に移転し、五稜郭内の建物は取り壊された。
歴 代 城 主 函館奉行 旧幕府軍



 現地説明板の地図

五つの堡塁が星形に突き出る西洋式城郭。
半月堡は五か所に造る予定であったが、工事縮小により、正面虎口の一か所だけになった。


水堀 半月堡の石垣


半月堡(馬出) 復元された箱館奉行所


 <アクセス>
五稜郭はJR函館駅の北東約4km。五稜郭内に駐車場はないので、五稜郭タワーの南側の函館美術館の駐車場、五稜郭の西側の観光駐車場を利用する。(2017.07.02)