勝山城

所 在 地  福井県勝山市元町1丁目 別 名  
遺 構  なし 形 式  平山城
築 城 者  柴田勝安 築 城 年  天正8年(1580)
歴 史 勝山城は、越前を領有した柴田勝家の甥の柴田勝安により、天正8年(1580)に築城された。
関ヶ原合戦後、越前に封じられた結城秀康の子の松平直基が、次いで松平直良が入ったが、元和元年(1615)の一国一城令により破城となった。
元禄4年(1691)、小笠原貞信が美濃高須より入封した。勝山には城跡しかなかったので、幕府に築城の許可を願い出たが、許可が出たのは宝永6年(1709)。そして財政難もあって、ようやく一応の形ができたのは明和7年(1770)。
勝山には、小笠原氏が明治維新まで在封した。
歴 代 城 主  柴田氏 松平氏(3万石) 小笠原氏(2.27万石)


勝山城址之碑 天守台を壊した跡


現地説明板の地図

勝山城は、九頭竜川の河岸段丘を利用した平山城であり、本丸の東に二ノ丸を、南に三の丸を配し、これらを水掘で囲んだ、梯郭式の縄張りである。
財政難のために築城は未完成のまま終わり、天守台に天守が築かれることはなかった。
現在、城跡は市役所や市民会館などになっており、遺構はない。


 <アクセス>
勝山城の跡地は、JR勝山駅の北東約1kmにある市役所付近一帯である。市役所の北側の勝山市民会館の前庭に石碑がある。市役所などの駐車場、あるいは市役所の東のショッピングセンターの駐車場を利用させてもらう。(2013.05.14)