長水城

所 在 地  兵庫県宍粟市山崎町宇野 別 名  
遺 構  石垣 曲輪 土塁 堀切 形 式  山城(標高584m)
築 城 者  赤松則佑 築 城 年 文和年間(1352-1356)
歴 史 長水(ちょうすい)城は、赤松円心の三男の赤松則佑によって文和年間(1352-1356)に築かれ、家臣の広瀬師頼を城主として入れたのに始まるとされる。
嘉吉の変のあと、赤松家を再興した赤松政則は、文明元年、長水城を修築し、宇野氏を城主とした。
織田勢の中国地方遠征の際に、宇野氏は毛利方に付き、天正8年(1580)、長水城は羽柴秀吉に攻められて落城した。
歴 代 城 主 広瀬氏 宇野氏


本丸の石垣
石垣の上に寺院の本堂が建っている


 長水城跡は、標高584mの長水山の山頂にある。現在、長水山の山頂部には日蓮宗の長水山信徳寺が建立されており、本丸石垣の上には本堂が建っている。
 山道をあえぎながら30分歩いてようやくたどり着く山上に、住職ご一家が生活をされていることには驚きを隠せない。不便ではないですかとお聞きしたところ、あっさりと「少し…」。住職の奥様に、城の話などを伺うったうえに、お茶とお菓子を御接待いだたき、有難うございました。


本丸石垣(1) 本丸石垣(2)


二の丸 三の丸


 <アクセス>
中国自動車道山崎ICから国道29号線に入って北上する。3.7km先の橋を越えた三叉路の信号を左折する(案内標識がある)。ここから700m程進んで案内板のある三叉路を左折し、林道へ入る。この林道の終点が長水山への登山口になっており、この終点に車を数台置くことのできるスペースがある。こちらは搦め手道であり、山道を25分ほど登ると、山頂の城跡に達する。(2012.05.22)

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