菩提山城

所 在 地  岐阜県不破郡垂井町菩提 別 名  
遺 構  曲輪 虎口 空堀 土橋 形 式  山城(402m)
築 城 者  竹中重元 築 城 年  永禄2年(1559)
歴 史 永禄元年(1558)、竹中重元は、岩手氏を攻略して美濃・不破郡の領主となり、翌永禄2年(1559)に、菩提山城を築城した。
永禄3年(1560)、竹中重治(半兵衛として有名)が家督を継ぎ、菩提山城主として、美濃の国主の斉藤氏に仕えた。
斉藤氏が織田信長に攻め滅ぼされたあと、竹中重治は木下秀吉の与力となり、天正7年(1579)に播磨・三木城攻めの陣中で没した。
菩提寺山城は重治の子の竹中重門に継がれたが、重門は天正16年(1588)に菩提山城の西山麓の岩手に陣屋を築いて移り、領地経営に不便な山城の菩提山城は廃城となった。
歴 代 城 主 竹中氏


本曲輪 三の曲輪


現地解説板の城跡平面図

最高所の北端部に本曲輪が設けられ、南へと尾根に沿って階段状に二の曲輪、三の曲輪、出曲輪と一直線に配置された、典型的な連郭式の縄張りである。


本曲輪の南東端の土橋 本曲輪の南側の空堀


<アクセス>
JR関ヶ原駅から北東3kmの岩手小学校を目指す。国道21号線の関ヶ原バイパスの野上北交差点から北の県道53号線へと入り、約1km先の長畑交差点を北へ折れる。そこから500mほどで岩手小学校に着くので、小学校の手前(南側)を左折しする。JRの踏切を越えてすぐの三叉路を右側へ進む。間もなく道の右側に「菩提寺山城跡ハイキングコース案内」の大きな看板がある。この看板の前は車を数台駐車できるスペースになっている。ここから白山神社境内を経由して山に入り、山頂まで約35分。道はハイキングコースとして整備されているので、歩きやすい。(2012.05.20)

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