芦浦観音寺館

所 在 地  滋賀県草津市芦浦町 別 名  
遺 構  石垣 土塁 堀 形 式  城郭寺院
築 城 者  歓雅 築 城 年  応永15年(1408)
歴 史 芦浦観音寺は、聖徳太子開基、秦河勝創建と伝承されるが、現在の芦浦観音寺の原型が整備されたのは、応永15年に権大僧正歓雅が天台寺院として中興した頃。
織豊政権下、織田信長から琵琶湖の志那渡し船の権利を保障され、天正19年(1591)に豊臣秀吉から湖上交通管理の船奉行などに任じられた。
徳川政権下でも、船奉行の他に天領の代官や作事奉行などに任じられたが、徳川綱吉の代に役目を解かれ、政治的な役割を終えた。
歴 代 城 主  天台僧侶


寺の山門
城郭の枡形虎口そのもの


現地解説板の地図

周囲に水堀を廻らし、内部には石垣や土塁が築かれている。城の構えとした構造に形成されている。


枡形虎口の内部 南側の水堀


 <アクセス>
芦浦観音寺は、JR琵琶湖線・草津駅の北約4km。国道1号線の「上鈎」交差点を北西に折れ、約5km直進する。「志那中町」交差点を北東へと右折し、1km先の「芦浦町」交差点を南東へと右折すると、まもなく左に芦浦観音寺。寺の前のスペースに駐車可能。(2015.09.21)

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