足柄城

所 在 地  神奈川県南足柄市矢倉沢 別 名  
遺 構  曲輪 空堀 土塁 井戸 形 式  山城
築 城 者  北条氏綱 築 城 年 天文5年(1536)頃 
歴 史 足柄城は、天文5年頃に北条氏綱によって築城されたとされる。
永禄11年(1568)に武田信玄が駿河に侵攻した際、防衛のために大幅に改修された。
天正10年(1582)に武田氏が滅んだあと、豊臣秀吉と対決するようになると、天正15年(1587)に再度大幅に改修された。
天正18年(1590)に豊臣秀吉による小田原攻めが始まると、足柄城は北条氏忠が守ったが、山中城の落城の後に退去し、井伊直政の手に落ちた。以後、足柄城は廃城となった。
歴 代 城 主  北条氏


主曲輪 主曲輪と二の曲輪の間の空堀


主郭からの眺望

足柄城は、箱根連峰北端の標高750mの山頂部に位置する。相模と駿河を結ぶ足柄道の足柄峠を扼するように築かれている。
主曲輪、二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪からなり、これらは空堀や堀切で区切られている。


二の曲輪 二の曲輪と三の曲輪の間の空堀


 <アクセス>
足柄城は、足柄街道の足柄峠にある。静岡県側から行く場合、JR御殿場線足柄駅の背後から県道78号線で足柄峠へ向かうルートと、東名冨士カントリークラブを通り抜ける県道365号線で足柄峠へ向かうルートがあるが、前者は対向車とすれ違うのが難しい細い蛇行した道が連続するのでお勧めできない。城跡は足柄峠からすぐ。足柄峠に駐車場がある。(2014.06.09)