阿尾城

所 在 地  富山県氷見市阿尾 別 名  
遺 構  曲輪 形 式  山城
築 城 者  菊池氏 築 城 年 永禄年間(1558-70)
歴 史 阿尾城の築城の時期は不明であるが、出土する土器や陶磁器から15世紀後半に城としての使用が始まったと考えられている。
天正-文禄年間(1573-1596)には菊池右衛門入道・十六郎父子が居城とし、現在の遺構の形が完成した。菊池氏は肥後菊池氏の一族とされる。
菊池氏は織田信長の配下の佐々成政に従ったが、天正12年(1584)に佐々成政と前田利家が対立すると、前田方に寝返り、結果的に安堵された。
しかし慶長の初め(1597頃)に阿尾城は廃城となり、菊池氏は加賀藩士となった。
歴 代 城 主  菊池氏


伝本丸 伝二の丸(手前) 伝三の丸(奥)


                現地の案内板の地図
阿尾城は、富山湾に面する標高20〜40mの独立丘陵の上に築かれている。富山湾に突き出た城ケ崎に本丸(伝)を設け、細い尾根で切り離された位置に二の丸(伝)と三の丸(伝)がある。城跡は公園として整備されているが、遺構の残存状態は良くない。


 <アクセス>
国道160号線の「阿尾」交差点を南へ曲がり、次の「阿尾城址口」の交差点を左折し、次の交差点を右折すると、榊葉乎布神社の鳥居の前に着く。この神社内が城跡。鳥居の前に城見学者用の駐車場がある。(2012.10.09)

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