天方城

所 在 地  静岡県周智郡森町向天方 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 空堀 形 式  山城
築 城 者  山内氏 築 城 年  室町時代
歴 史 築城時期は不明であるが、天方城は当初、山内対馬守が城主であった。その後、天方城は天方氏の居城として戦国期を迎えた。
今川義元の死後、徳川家康は遠江に侵攻を開始したが、天方氏は今川氏の将として抵抗した。しかし永禄12年(1569)、徳川勢により天方城は攻略され、天方氏は降伏した。翌元亀元年(1570)にも再度徳川勢に攻められ、降伏して徳川の支配下に入った。
歴 代 城 主  山内氏 天方氏


主郭 主郭の土塁


現地解説板の案内図

主郭は東西100m、南北80mの矩形に形成されており、周囲を土塁が囲んでいる。
主郭の北側から西側にかけて外堀と内堀の二重の堀があり、特に内堀の保存状態は良好。


外堀 内堀


 <アクセス>
天方城跡は、新東名高速道路・森掛川ICの北方2.5kmの位置。森町役場の東を県道58号線で北上する。「森川橋」交差点の次の信号を右折し、橋を渡る。「城ケ平公園」の案内標識に従えばよい。橋を渡ってから城跡のある城ケ平公園まで約2.5km。天方神社の前を通過して林道をしばらく走るが、道は狭い。林道の終点が城ケ平公園の駐車場。辿り着くまでの道の狭さに比べて、駐車場は舗装された立派なものであり、トイレも完備されていることに驚く。駐車場の裏手が城跡。(2013.03.25)