回文の作り方
回文というのは、上から読んでも、下から読んでも、同じになる文のことですな。
例えば、「たくやぶやけた」なんかが昔から有名ですね。
さて、このような回文の作り方なのですが、ようは紙と鉛筆さえあれば、
どこででも作れるんですな、これが。
さて、まずひとつ言葉を決めましょう。
たとえば、"かけふ"にしましょう。つまり"掛布"ね。
これは別に他の言葉、"バース"でも"のむら"でもいいのですが、
とりあえずここでは"かけふ"をピックアップしてみます。(^_^;)
"かけふ"を逆から読んでみると、"ふけか"になりますね。
そこでこのふたつの言葉をひっつけちゃいましょう。
この場合、助詞がひとつ必要になるわけです。
いわゆる「言葉の接着剤」ですな。回文作りにおいてこの接着剤のテクニックは
常套手段ですからよく覚えておきましょう。(^○^)/
では、ここでは接着剤として「の」を使ってみましょう。
"かけふのふけか"
となり、見事に回文ができあがりましたね。(^^)// パチパチパチパチ
これが回文の基本の作法で、最初からだいそれた長文を作ってやろうとしても
なかなかうまくはいきません。
ではでは、長文にするにはどうしたらいいか、というと………、
方法は二つあります。
まず一つは、上と下へ言葉を足していく方法です。
そしてもう一つは、真ん中を膨らましていく方法です。
初心者にはこのうち、真ん中を膨らましていく方法がいいようですな。
では、続けてやってみましょう。
ふけは頭にできますから、ここからなんとか捻り出してみましょう。
かけふ・xxxxxx・ふけか
このxxxxxの部分を考えます。
かけふのあたまxxxxxのふけか
"のあたま"をひっくり返すと"またあの"になりますな。
うん、なんかできそうです。
かけふのあたまはまたあのふけか。
おおっ、できた。
【掛布の頭はまたあのフケか】
中を膨らまして
いく方法がいいようですな。