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■ゲームコラム
プレイステーション
高校でバイトして初めて買ったウチのPSは今も現役でし。
しかし、妹が買いやがった新型PSは即効壊れやがった( ̄∀ ̄) 
ざまぁ、みさらせ(・д・)


サウンドノベルツクール2 (1点)

RPGツクールのところでも語ったが、これはゲームじゃない。そして相変わらずキーボードはない。そしてこれは、サウンドノベルを作るソフト。サターンにはキーボードがあって、それに対応しているのにも関わらずPS版にはない。合わせて考えてこの評価。マイナスにしてもいいくらいだが、あえて1にしている。

時空探偵DD 〜幻のローレライ(1点)

PSが出て間もない頃、このソフトは僕的に映像美を感じさせてくれるものだったが、よくよく考えてこれをゲームとして評価した場合、どうなんだろうねって出来。とにかく2時間もあれば攻略可能。声優とかに興味なければ、どうしようもない一作。500円以上では買うな!!というか、むしろ、買うなと言ってしまいたいが、それだと営業妨害だのなんだの言われてしまいそうなので(開発者以外、誰もいわんだろうな、この出来なら…)500円を捨てるような気持ちで買って、やっぱり捨てた気持ちにさせられる内容だろう。

ジルオール(?点)

歴史物大好き光栄が作ったRPG。基本的にプレイヤーの好きなように行動できるが、柱となる物語自体は一つとなっている。ルナティックドーンというRPGを知っている人なら比較的想像しやすいだろう。つまり、あれにストーリーを組み合わせたものだ。とにかく自由度が高い。主人公は男か女か選択でき、自分でかなり自由に造ることができる。プレイヤーはあっちこっちの街で宅配なり討伐なり依頼を受けて、それを期限以内に果たして報酬を得るというものだが、最初の頃はとにかく、宅配しかできない。音楽はチープだし、映像もそれほど綺麗ではないが、意外に知名度が低くて隠れた名作となっている。ゲームをけっこうやったりする人の間では有名だが、僕の周りで知っている人は少ない。僕もまた一応、知ってはいたが、これほど隠れた人気を持っていることは最近まで知らなかった。育成要素が強いので、そっち系ともいえるが、このゲームの場合、キャラ萌えしているファンも多いので、キャラゲーとも言えるらしい。なんとも多面性のある一作。フリーシナリオだけに様々なエンディングがあり、その多さでもまた有名だ。しかし、少々そっけないものが多いという。僕的にはあまりツボにハマる作品ではなかったが、大多数の人間には好評のようだ。ベスト版でも出ているし、今1500円ほどで売られていて、金に余裕があるなら一度買ってみるのもいいかもしれない。ハマる人はとにかくハマる。

スペースグリフォンVF−9(8点)

これ、知ってる人どれくらいいるんだろうか。僕はこれを980円で買った。恐らく買う人はいない。なぜなら、パッケージのどこを見てもゲームの画面は何一つ描かれていなかった。月面のような荒涼とした暗い大地を埋め尽くすほどに溢れかえった敵キャラたちの真中に立つ主役メカのイラストだ。それだけ。シューティングゲームだとは思うが、ひょっとしたらRPGかもしれない。シミュレーションかもしれない。どんなゲームなのか一切分からない不安から、恐らくそのソフトを店で買おうという人はいないはずだ。雑誌などで紹介されていて画面やシステムを見たことがある人ならともかく、通常は買わないだろう。かくいう僕だってその一人だ。じゃあ、なんでそんな不安の中買ったのか……。それは、このゲームから感じるとてつもなく暗く重いクソゲーの気配だった。まあ、クソゲーではなかったが、まず名作ともいえない出来である。良作ではあるだろうが。その理由の一つにとにかく操作が難しい。これに尽きる。元々もパソコンのゲーム、『ハムレット』だったということを最近になって知ったが、その頃の操作をなんとかPSに移植する際にコントローラーに割り振ったようだ。しかし、とにかくコントローラーのボタンを機体を操作する際、フルに使う。逆にいえば、コントローラーにあるボタンすべてを把握して連携して使い切ることができなければ、後々、攻略が困難になっていく。何より回復アイテムに限りがあるので、最後の最後で本当にギリギリだった。会話はすべて音声となっていて、それなりにドラマ性を上げている。またストーリーもなかなかシビアで仲間が次々とバケモノになって主役機に襲い掛かってくる様は圧巻だ。数年後にDC版でまた名を変えてリリースされたが、そちらでは未プレイ。

ゼノギアス(7点)

影のFF7だと噂される大作……と言われている。昨今ではゼノサーガと繋がる内容と言われるが、今作はそのゼノサーガで綴られるエピソードのうち、第5のエピソードにあたるとのことだが、どうも、ゼノギアスとゼノサーガは別の作品として製作者側は考えているらしい。ゼノギアスを含めた物語の設定をもう一度煮詰めて作り直し、新たに『ゼノサーガ エピソード1』をリリースしたとのこと。なので、ゼノギアスはゼノギアスとしてやるのがよいというが……。まぁ、ファンとしては繋げて考えたいというものだろう。どうせ、『ゼノサーガ エピソード5』は、ほぼこれのリメイクという形になるだろうし。さて、このゼノギアスだが、これまた設定が奥深い。SFファンならけっこう食いつく専門用語が多いんじゃないだろうか。ゼノサーガでもそうだろうが、冒頭の衝撃の映像を含めて、なかなか興味深いストーリー展開となっている。とはいえ、僕はそれほどコレにのめり来なかった。前評判の高さに期待があがりすぎたのかもしれないが……。まず、ギアと呼ばれるロボットに搭乗して戦ったりすることがあるのだが、どうも、このロボットの存在がいまいちゲームの中ではうまく組み込まれていない気がする。

蒼魔灯(8点)

刻命館シリーズ最新作。やはり罠をはって敵を一気に倒し、コンボを狙うそのゲーム性は変わっていない。相変わらず爽快だ。映像も割りと綺麗にはなったと思うし、けっこう面白かった。トレーニングモードなど充実しており、難易度の調節もできるので、わりとユーザーライクなつくりになっている。工夫の仕方によってはいろんなトラップ連鎖が作れて、やり込み派でなくてもハマる内容。ただし、人を罠にハメることに快感を感じるようになったら、そろそろ自分を見つめなおしましょう。それまでは、口元を歪ませながら楽しめる。