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プレイステーション |
高校でバイトして初めて買ったウチのPSは今も現役でし。
しかし、妹が買いやがった新型PSは即効壊れやがった( ̄∀ ̄)
ざまぁ、みさらせ(・д・)
バイハザード(9点)
いわずと知れた名作の第一作。その後のアドベンチャーゲームに多大な影響を与えることになる一作。むろんのことながら、かつて、このテのゲームがなかったわけではない。けど、サバイバルホラーという独自のジャンルを築き上げ、後に類似タイトルの数が続出したことを考えてもその功績は特筆に価するだろう。映画のように、本当にどきりとさせられる演出の数々など画期的だった。今でも現役の人気を博している。というか、まだ話は続いている途中といったところだが、時間性をいったりきたりしている続編の数々に、いいかげんしびれを切らしているファンも多い。しかし、それにしてもユーザーライクなソフトが多いこの最中で、難易度の高いゲームだった気がする。無限ロケットランチャーなどの武器があれば、余裕で攻略できるが、なければ弾薬などはもうぎりぎりだった気がする。ヘタだからだ、とか言われたらそれまでだけど。
バイハザード2(8点)
続編の宿命というべきか、一般の評価は低い。が、まぁ、一応、僕は満足したので8にした。武器は豊富だし、連射系の武器が出たことが大きな点だろうか。あとは、裏表で合計4つエピソードをプレイすることになるというものだが、正直、ストーリーがそれほど変わるわけでもない。それはまた今作に登場したザッピングシステムでも言えること。ただのイベントの一つでしかない気がする。難易度もかなり下がった。イージーモードで遊べば、まず前作のように弾薬の数に困ることはなくなる。正直、これほどまでに道ばたに弾丸が落ちていてラクーンシティーの治安はどうなってるんだろうとか思ったりしたが、そんなこと語ってはいけない気もするしなぁ。あと、誰もが言うが、警察署内が、ああも仕掛けだらけというのも、奇妙じゃないっスか?
バイオハザード3(7点)
さらに評価の下がった今作。最初に今作についての情報をどっかの雑誌で知ったときには脱力したのを覚えている。なんと2より少し前の時制から始まり、2が終了した翌日、ラクーンシティが消滅するまでのジル=バレンタイン脱出を描いている。2のエンディングで前作、生き残ったSTARSのメンバーがヨーロッパのアンブレラ本社に渡ったという事実から、今度はヨーロッパ本社に向けてアンブレラ打倒に燃えるシーンがあったが、そこからその次の続編が、2と同時期、同じように実は脱出を試みようとしていたジルの奮闘を描くというのだから、ずいぶんと肩透かしを覚えたものだった。なんだよ、2の続きの話じゃないのかよって感じだったが、まぁ、バイオハザードは好きなので、結局、僕は3を買った。まぁ、悪くはないんだけどねぇ。慣れの問題かもしれないが、第一作に比べて格段にゾンビが恐くなくなったよなぁ。確かに追跡者は恐いんだが、それは第一作にあったような間近に迫る決死の恐怖とかではなくて、「ああ、やられる〜」っていうなんだか、ゲームをやってるっていう、どこか冷めた恐さだ。3作目まで続くと確かにユーザーが慣れてくるのは仕方ない。それを如何にして回避するかというのが、やはりシリーズものの難題ではあるよね。緊急回避とかライブセレクションとか弾薬を造るとか、まさにそういうシステム面でいろいろアイディアが出てきたのはいいんだが、結局、これ、恐くないとやっぱりどうしても評価は下がるよなぁ。あと、ポリゴンが荒くなった。それはもう最初ですぐそう思うほどには荒くなっていた。にも関わらず、7という評価なのは、大半が僕がバイオファンということもあるのだが……まぁ、客観的に見ても妥当かな。はっきり言って、サイドストーリーのような気がする。サイドストーリーであるコード:ベロニカこそ続編と言えそうだが……。
パラサイトイブ(5点)
相変わらずグラフィック重視のスクエア。思えばこの頃からすでにスクエアは勘違いしていたのかもしれない。これがまた映画化された小説であり、それをCGで表現することに間違った自信を覚えたのだろうか。そうでなくても映画のようなグラフィックともてはやされ、そして本当に映画を作って、予想通り見事にコケたスクエア。ある意味、スクエアも哀れなのかもしれない。ゲームの内容はというと、ストーリー上は原作とはかなり違う。設定の上では原作から数年たったアメリカ、ニューヨークのマンハッタンで起こる事件だ。原作でミトコンドリアイブに支配されることになっていた女性が主人公となっており、彼女はニューヨーク市警の刑事ということになっている。その彼女が新たに目覚めたミトコンドリアイブと戦う。武器のチューンナップなどの戦闘システムがあるが、最初はとにかくとっつきにくい。あとエンカウントが特定の場所で起こるというのも、何度か通っているうちにストレスになる。そして、なによりストレスなのは、どこのレビューでも言われているが、走るのがとにかくトロい!! あまりに遅すぎてそのうちエンカウントしたらさらにストレスが溜まる。これはどうにかして欲しかった。敵もやたら強いし。バランスの悪さが目立ったので、今回、この評価ッス。
ファイナルファンタジー7(6点)
僕が高校の時バイトした初給で、最初に欲しいと思ったのはこのFF7だった。中学校の時、初めて自分の金でゲームを予約して買ったのがFF6。だからなのかもしれないが、いや、そういう思い入れがなくとも僕にとってFF6は名作だ。FF4もよかったが、6もよかった。なので、期待して今作PSが出るということなので、PSを買うことを決心した。雑誌なんか見ても映像がとにかくスゴい。良くも悪くも革命的という表現を使っても過言ではなかったことだろう。ただし、ここでのスクエアの成功が後のFF8に向かうことを考えても、良い意味での成功、良い意味での革命的な変化ではなかったんじゃないかと今になって僕は思う……。いや、面白いことは面白かったが、この当時ってさぁ……。ちょうどEVAやってた時期っしょ?何かと観念的というか哲学的な表現が流行った当時だったんだよねぇ。あれのおかげでFF7も少なからず影響を受けていたように思える。それが良かったか? といえば、いろいろ言い方があるもんで、一概になんともいえないが……。悪くはなかったと思う。ただし、良作とはいえない。それが僕の評価ッスね。映像によってゲームの評価がどうこうとはいえない。だってゲームは映画じゃないんだもん。
ファイナルファンタジー8(4点)
僕が初めてゲーム屋に売ったゲーム。それもまだ発売からそれほど経っていない頃で、4500円ほどで売れた。それでもなお後悔したゲームだった。明らかに7での成功がこの後のスクエアを勘違いさせてしまったと僕は思っている。グラフィックは格段に上がった。その技術力は誰もが脱帽していた。しかし、何処かの誰かがFF8の批評にたった一言だけこう書かれていた。「映像は本当にスゴいね……以上!」。僕は大きく頷いた。
ファイナルファンタジー9(5点)
8でとにかく叩かれた。それはもうヒドイ内容の書き込みがネット上に氾濫した。この頃よりネットによっていろんな人が自分の意見を語るようになって、それがより多くの人に伝わるようになった。僕はそれをもっとも実感したのが、FF8だった。とにかく、肯定派と否定派のぶつかり合いが激しい一作だったんじゃないかと思う。そして、そのあまりの批判にスクエアも懲りたのだろうか。9では『原点回帰』を掲げていた。否定派の一部もそれによって大きく興味をそそられたらしいが、そもそもスクエアは、いまだ映像至上主義から抜け切っていたわけではなく、単に8でもっとも叩かれていた部分を付け焼刃的に対処したに過ぎなかった。その象徴的な意味でも『原点回帰』だったんじゃないかと僕は思う。別に原点に返る必要はない。FFはこれまでずっと常に新しいシステムや物語を作り出して、絶対に正当な続編を作らずに来た。その挑戦しつづける姿勢にFFを支持する人たちもまた多くいたわけだ。それが一転、多大に叩かれたFFは焦り躊躇して、困惑しながらも納期が迫る中、なんとか付け焼刃的に、あれダメなのね? じゃあ、戻るよ、というように造ったに過ぎない気がする。8で問題とされた部分の何が否定派には気に入らなかったのか、ゲームとして評価されなかったのかについて、開発者側が真摯に考えた結果ではないからこそ、中途半端だというような評価を一般に多く受けるようになったんじゃないだろうか。しかし、その割には、7から続く観念的で、自称壮大な物語を作っているつもりという精神は消えていない。オープニングで極太明朝で表現される内容ほどに物語の中では表現しきれていない。実に単調に物語は進んでいった気がする。CDが一枚終わるごとに僕は困惑した。え? これで一枚が終わるわけ?って。それは楽しくてそう感じたんじゃない。あまりに物語の中で起伏のない内容だったからだ。ある意味、スクエアが困惑しながら迷走して創りあげた象徴的一作のように感じた。時々、僕は思う。FF6の時にはあれほど、物語そのものに引き込まれたのに、これほどまでシラけた気分でFF9をやっている僕は、もはやあの頃のような感性は磨耗して消えていってしまったのだろうか。
ごめんなさい。ヨゴレになってしまいました。というべきなんだろうか。だが、やはり他の作品でも僕は思い入れのできるシーンだとか、それなりに感動したりもしている。うん。まだだいじょうぶだ……とか納得してみたりして。
ファイナルファンタジータクティクス(9点)
PSに進出してからあまりスクエア作品で個人的にヒットしたものはなかったが、皮肉にもタクティクスオウガのスタッフを動員して造られた今作は、個人的に大ヒットだった。ジョブシステムによる育成も面白いし、それによって得られるアビリティを駆使して戦略を練るのも面白い。なにより、ストーリーがいい。ゲーム性があってストーリーがよいのだから僕にはメガヒットだった。その上、音楽もよかったしなぁ。特に不満といえるような不満はない。エンディングが気に入らないという人もいる。あの終わり方がシラけた、と。しかし、僕にとっては本格的な大河ドラマのような重厚で創り込まれた世界観の歴史を綴るストーリーではこういったエンディングこそ、むしろリアリティがあっていい。結局、このようなエンディングだからこそ、歴史の裏舞台を紐解くという今作が成り立つと思うんだがなぁ。最初の時点で、ラムザ(主人公)はすでに後の歴史では大悪人ということになっているんだから。教会から真実を記した書物が発見されて……というものだしなぁ。実際、人知れず士を貫いた人間がああいった終わり方でこそ、後に真実が暴かれたときに輝けるものだと思う。そして、持たざる者であるディリ−タが、すべてを捨てて様々な策謀を利用し、ようやく手に入れた玉座に虚しさを感じ、そして、得たものに裏切られて死んでいく様など、この激動の時代に生きた男たちの悲しさをうまく表現していると思わないだろうか。死に際のディリ−タの言葉が僕の胸を打った。「ラムザ、おまえは何を手に入れた……?」この作品は、名作だ。間違いなくそれは言える。けれど、それよりもなによりもここまで造り込まれたこのゲームを秀作といいたい。ちなみに、ゲームボーイアドバンスによる続編が出ているが、そっちは未プレイ。いずれやってみたいなぁ。
ペルソナ2 罰(?点)
一度やってみたかった女神転生シリーズ。今作は、女神異聞録シリーズということになるのだろうか。まぁ、とりあえず、流れはくんでいると思うんだが、まだ未プレイ。某サイトで女神転生のことを見ているうちに、その設定とかストーリーに惹かれた。特に真・女神転生2にはちょっと興味が惹かれているが……とりあえずペルソナの方を買ってみた。が、まだここに書けるほどではないので、いずれ、また……。
ベルトロガー9(8点)
ロボットをリアルに操って戦闘をするというゲームが、ほんの少し気に入った僕が、何気に初回限定パックで1000円という格安に目を引かれて買ったもの。スペースグリフォンVF−9と同じようなジャンルであるが、あっちほど操作が難しいわけでもないし、個人的にはこっちのロボット(ブロンクス)の方がカッコよいと感じた。また、グリフォン並みの難しさがあるわけではないが、ボス戦などには苦労させられた覚えがある。だが、それでもコツや戦い方さえ覚えれば、難なくクリアできるのがいい。あと、ピックマンズホールという謎の天体やそこから放射される謎の思念派によって人々が原因不明の病、ピックマンズ症候群という難病にかかる人が続出したり、その思念派の影響を受けて衛星ベルトロガー9を統括する人工AIが暴走して未知の人格を持ち始めたりと、とにかく設定が細やかで面白い。宇宙に満ちる謎や恐怖などをこの暗い衛星の施設内で、ふつふつと感じた。バイオとは違った恐怖がこれにはある。また、ミッションクリア型のこのゲームでは一定時間以内に攻略しなければ、未知の人格を出現させたAIに探知され、そのステージの自爆がカウントダウンされてしまう、など、一定の緊迫感があったりもする。特に驚いたのは、暗く広大な衛星施設内で、友軍機のパイロットが冷静に行動しながらも、実に淡々とした調子で殺されていくという展開だ。歴戦の兵士たちが、死を恐れることなく戦い、そして散っていくなんともいえない雰囲気がそこにはる。初回限定パックということで、設定資料集がオマケとしてあったが、それを読むにしても、とにかく出演した声優さんたちは、この静けさの中で、さらに冷静に淡々と行動し会話する登場人物たちの内面を演じるのはとても難しかったという。それだけになんともいえない緊迫感のある作品として仕上がっている。また、最後のステージで人類の多面性から生じたという自らを語る未知のAIの語るところも、実にメッセージ性の高いものだったと思う。ぜひ、続編が出て欲しいと思うが、出て欲しくないとも思う作品だった。
もともとFF7のために買ったPSだったが、まだ発売前だったので最初にPSを買った時に一緒に買ったソフトがこれだった。ガミガミ魔王や白騎士、ナルシアと愛嬌のあるキャラクターがたくさん出てきて、けっこう面白い内容だった。和やかな気持ちで遊べるゲームだったな。続編のポポローグやポポロクロイス物語2は、やる機会がなかったが、シリアスなRPGに疲れたり、3DばかりのRPGにうんざりした人にはオススメできる。特に真新しいシステムがあるというわけではないが、名作と言わしめる内容だと思う。
ホーンドアウル(4点)
ダイハードトリロジーのところでも語ったが、とにかくPSのガンシューティングの問題は、ガンコンの規格が二つあったということだろうか。後に、ナムコのガンコンが主流を占めるようになるが、それはもうすでにPS2が発売する少し前くらいだったような気がする。そして、僕が買ったコイツは、ナムコのガンコン対応などではなくて、コナミのハイパーブラスター対応だったんだよなぁ。当時の僕はさぁ、別にブラスターでもガンコンでもどっちでも対応してくれると思ってたのよ。まさかわざわざ二つの規格作るなんて、そんな不便なことするなんて思わんじゃん。セガファンのダチも言ってたよ。ムダだねぇって。で、まぁ、見事に期待を裏切られてコイツはブラスター対応のソフトだったんだよね。ガンコン買った僕は980円のこいつを買ったわけだけど、対応していないと分かったので寂しく普通のコントローラーでチマチマやってみた。あの時ほど、ゲームをやっていながら寂しいと感じたことはなかった。ちなみに、4という評価は決してその時の恨みとかではなく、実際ガンコンでやれたとしてもこの評価です。
ぼくのなつやすみ(6点)
最初にに『ぼくのなつやすみ2』をやって、なかなか、ハマったところから買い始めた。当事は、癒しがほしい時期とあって、2はなかなか癒されたんだよね。あの在りし日の田舎風景ってのは。別にあんな風景が自分田舎風景ってわけでもないんだけど、なんとなく、日本人の田舎のイメージってのがあって、そのイメージにマッチしたあの世界観は、とにかく癒された……。ゲーム性? ないない! でも、なくても、このゲームの存在価値ってのはゲーム性よりも癒し系を狙った上で、ここまで癒されれば、もう十分でしょ。
ポリスノーツ(7点)
小島秀夫監督作品ということで、このタイトルは高く評価されている。映画好きということでも有名な小島監督の拘りが随所に見られるこの作品。宇宙での人々の暮らしや医療体制などを深くテーマとしている反面、麻薬なども出てくる。とはいってもストーリーをそれほど褒めた内容でもないような気がする。言っておくが僕は小島監督作品はメタルギアソリッドなどけっこう好きだ。しかし、この作品がそれほど評価されるものとは思えない。確かに設定は深いし、医療分野における知識や思慮もそれなりだ。しかし、はっきり言ってそれなりという域を越えない出来だと僕は思っている。映画好きが見た場合、それほど評価に値するシナリオだとは思わないんじゃないだろうか。小島監督の作品は特に思うが、これまである映画のような演出というよりも、映画を意識した作品に見えてくる。その場合、このポリスノーツはあまりにそれを意識した場面が多く見られたがために、むしろ、ありふれたものに見えてくるのだ。リーサルウェポンのメル=ギブソン、そしてパートナーのダニー=グローバーのコンビはそのままだし、ストーリーとしても刑事ものの映画ではすでに使い古されるほどに使い古されてきた、麻薬問題、そして臓器移植のためのパーツ取りのごとく弱者が犠牲となっていくさまは、まったく新鮮味がない。なにより、これほどまでに宇宙進出して人類がコロニー生活を営むにあたり、問題があるにも関わらず、なお人々をコロニーに移住させるなど、人道的に問題がありすぎるんじゃないかと思うが。ここまで映画などを意識して、リアルに設定を煮詰めた割りには、高度に発展した宇宙時代、人類の医療技術はまさに、20世紀からさして発展しているようには感じられないほどにどうしようもない実状。せめてクローニング技術で、自分の身体に百パーセント適合する臓器の培養が可能になったとか、それくらい出来ていて欲しいのだが、最後は臓器密売という巨悪との戦いが描かれるところで終わっていた。確かに造り込みの良さは認めるが、ストーリー自体、僕には納得できないものばかりだった。
ポポロクロイス物語(8点)
もともとFF7のために買ったPSだったが、まだ発売前だったので最初にPSを買った時に一緒に買ったソフトがこれだった。ガミガミ魔王や白騎士、ナルシアと愛嬌のあるキャラクターがたくさん出てきて、けっこう面白い内容だった。和やかな気持ちで遊べるゲームだったな。続編のポポローグやポポロクロイス物語2は、やる機会がなかったが、シリアスなRPGに疲れたり、3DばかりのRPGにうんざりした人にはオススメできる。特に真新しいシステムがあるというわけではないが、名作と言わしめる内容だと思う。
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