建設業の安全教育 一般社団法人明石西安全衛生協会
建設業では、業務に応じて資格が必要です。就業制限の分野でも「資格」がなければ、作業を命ずることができません。資格のない人には、働いてもらうことができません。無資格の場合は労働安全衛生法違反ということで送検される場合もあります。
この資格、経験(資格がなければ当該作業の経験はできません)は、生産性を上げるために必要です。どこの建設会社からも求められていますから、ここに労働者市場が広がります。他産業に比べて、流動性が高い、労働力の価値が高いところです。
加えて、発注受注の関係から、ビジネスチャンスが新規参画者に開かれています。建設というものは単発の事案がほとんどですから、これまでのお付き合いなどの不透明な閉鎖的な関係はありません。建設会社を設立して、大きく発展させるチャンスがあります。これらを切り開いていくためには、まずは、資格、次いで資格を活かして就労し、技術を磨くことになります。
これら資格、技術が労働者の将来に直結しています。
教育を受けて、資格を取得し、技術を磨けば、どこにいても通用します。建設業労働者の流動性が高いのは当然です。
厚生労働省
(法違反、重大災害や災害多発事業場が送検される)
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労働安全衛生法違反送検事案 留意事項 |
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送検時の所轄労働基準監督署長の意見が重要です。
「厳重処分」「寛大処分」「然るべく」など。
もちろん、根拠に基づいて意見を付すわけです。
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災害は既に出ているわけですが、事業場としましては、同業他社の状況や補償の内容 再発防止対策が説明できる。
そして、災害に至った経緯や平素の安全管理面において法令違反の有無等が捜査前に把握できていて、説明できることが重要です。
(受け身の捜査対応は、その間、事業場トップ、担当者、事故現場の職員等に多くの心理的負担をもたらします。)
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事業場の安全・法令順守ランク(★★★☆☆ 5項目評価)
総合的法令順守 |
リスクアセスメントの
実施体制(手順)
実施状況
トップの方針 |
5Sの
実施状況 |
安全衛生委員会の活動
災害・疾病の発生状況
安全教育
作業手順書 |
機械装置の
保守管理 |
災害多発事業場から「安全優良事業場」へ
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