![]() |
||
HOME>工作機械>旋盤 | ||
寿貿易 Mecanix L180V |
■導入顛末 初めて買ったまともな工作機械です。 ノウハウがまったくない状態でしたので、とにかくインターネットで検索しました。あちこちのホームページを調べて、寿貿易、ベルメックス、サカイなどが取り扱っていることがわかりました。 その中でも寿貿易の評判が良く、機種も多かったのでカタログを取り寄せて検討しました。 当初はワンランク上の旋盤(USL5あたり)を予定していましたが、よく見ると車上渡しであると一文が入っています。荷降ろしのことを考えると重量が心配になりランクを落としてしまいました。(後で考えると、USL5Aなら運送屋さんに手伝ってもらえば荷降ろしできたと思います、大人ひとり分くらいの重量です) そういう訳で、予算が余ったので、単純に価格が高いほうが高精度(実際、精度の高いものほど値段も高いですが)だろうと考えて買ってしまいましたが、いまなら多分大きい方を買います。価格はFL350Eの二倍はすると思います。たぶん、同社のUSL5.5Bが買える?(汗) 私の場合、ワークは小さなものが多いですが、加工時に必要になる冶具はワークより大きくなるのが普通です。ですから製作するものより一回り大きいサイズの旋盤を購入しておかないと後々困ることになります。 また、旋盤に限らず小さい工作機械は剛性不足が否めません。そのため切込み量を少なくして何度も切削しないとまともに切削できないので、特に荒削りで加工時間が何倍もかかります。小さい旋盤を購入される方は、その辺のところを割り切って考える必要があります。 カタログの受け売りではありませんが、ワークの大きさギリギリの旋盤を購入するのではなく、予算と設置場所などが許す限り、大きめの旋盤を購入されるほうが良いと思います。 |
![]()
|
|||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
■インプレッション 寿貿易のカタログにもありますが、海外の部品を輸入しメカニクス札幌工場で組み立てていると説明があります。 SIEGの旋盤に酷似しており、OEM製品と考えて良いようです。
現在、日本で販売されているミニ旋盤のほとんどは販売元が型番を変えて販売していると思われます。
ただ、寿貿易では部品で輸入し、組み立てを国内で行っているそうです。サカイは純国産? というわけで、ほとんどの部品が同社のFL350Eと共通です。そのため外観はそっくり。(あたりまえ)
外観上の違いは、チェンジギアカバーの形状、ハンドル(鋳物製)、クランプレバーと色ぐらいなものです。しかし、往復台、心押し台などの摺動面にはキサゲ仕上げが施されています。
|
キサゲ仕上げが施されていますので、精度が上がっているのは間違いないと思われますが、他の旋盤を使ったことが無いのでよく解りません、とういうより比較のしようがありません・・・(笑)
ただ、剛性については部品が共通なのでまったく同じと思われます。
ミニ旋盤の宿命ですが、鋼材を切削するには剛性が不足気味です。正確にいうと切削できますが切り込み量を多くできません。スライドを全部ロックして切削するとかなりマシになるとは思いますが・・・ ロックはありませんので、自作するなりして取り付ける必要があります。
|
|||||||||||||||||||||||||
<前に戻る |