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寿貿易 Mecanix F1200B (現M-0(V)12B) |
■導入顛末 これも寿貿易から購入しました。 L180Vでの経験から、こんどこそ大きめの機械をと、FM140を計画していました。重量があるので、まず、荷降ろしと搬入の手段を検討してから発注することにしました。 幸い職場の後輩からハンドリフトを借りることができましたが、耐荷重100s以下の小型のものでした。高さも4tトラックの荷台まで届きません。借り物のリフトなので無理して壊す訳にはいきません。 それよりも設置スペースのほうが問題です。カタログを見て軽く考えていましたが、メジャーで実測してみると、うちの犬小屋クラス作業場の1/3から1/4を占領してしまいます。他にも旋盤・ボール盤・バンドソー・スチール棚などがあり、これでは作業スペースがなくなります。 しかたないので、またもやカタログとにらめっこです。 さんざん悩んだ挙句、設置スペース・重量・性能などからF1200Bに決定しました。しかし、今度は予算をはるかにオーバーしてしまいました(泣) 搬入ですが、運送会社に問い合わせたところ、4tトラックで配達しますとのこと、2tトラックはちょっと、という返事。2tトラックなら荷台までリフトが届くのに・・・ 結局、運送会社の営業所まで軽トラックで引き取りに行きました。 設置は、まずリフトでいったん軽トラックから降ろして木箱を分解、ベースはそのままにしてもう一度リフトで上げて、用意しておいたテーブルへ降ろし、後は固定ボルトを抜き、滑らせてテーブルにのせました。 搬入は、成人男性が2〜3人いれば分解することなく搬入できると思います。ひとりでやる場合は、70s強とはいえ、リフトやチェーンブロックがなければ分解しないとツライでしょう。 |
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主軸回転数データはこちら |
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■インプレッション
高いだけあって主軸精度はコレットホルダーのシャンクで測定したところ、1/1000mmくらい、ツールスピンドル内だと1/1000mmに収まっています・・・恐るべしっ、ドイツ製品!
しかし、付属のコレットホルダーが多分台湾製なのでエンドミルシャンクだと1.5/100mmと盛大に振れます。宝の持ち腐れです(笑) まぁ、このクラスの剛性だとヘッドを手で押してやると1/100mmくらい簡単に振りますので、ここまでの精度が必要かといわれれば疑問ですが。 テーブル上面の平行度は、クロス方向は1/100mm以下で○、長手方向は200mm移動で2/100mmとちょっと悪いです。この前使ったときに、クロス送りのジブがゆるいのに気づきました。ちゃんと調整できていなかったかも・・・
再調整して測定する必要があります。 |
モーターは単相200Vですが、昇圧トランス?が付属していて単相100Vで使用できます。 駆動音は、結構、静かです。夜間でも気になりません。 まだあまり使っていないので、他はよくわかりませんが、特に不具合はありません。鋼材でも重切削しなければ普通に削れます。 ■ジブ再調整 クロススライドのジブ再調整をしてみたところ、全域で1/100mm前後に追い込めました。 テーブルの両端が少し悪くて、1/100mmくらい、中央付近は5/1000mm前後とやや良いです。 あくまでも素人の測定ですのであまり当てになりませんが・・・、なお、測定には1/1000mmのピックテストを使用しました。 |
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