◆2013.06.04 『BEST OF THE BEST vol.1』
大阪公演1日目参戦記◆


(※注1:セトリはじめ、MCの内容等記憶違いも多いと思われます。また、あくまで私個人の“日記”で、私自身のよけいな話&勝手な思い込みが多いです。ご了承の上、お読み下さい)
(※注2:この文章はライブ参戦後2週間くらい経った6月18日に書き終わっています。その後横アリのライブビューイングに行ったりして、気づいた間違いもあるのですが、あえて修正せずにupしています。)


 久しぶりに、参戦してきました。

 2011年の、YFCライブ以来です。去年は楽園祭も行かなかったし、舞台(『義経秘伝』)もパスしてしまったから、生GACKTさんは2年ぶり。いやぁ、ホントにねぇ。

 以前はライブ参戦記以外にもCDが出るたびに感想書いたりしてたのが、さっぱり更新も滞り、ひゅうがはもうGACKTファンを辞めたのではないかと、自分でもうっかり騙されそうになっていました(笑)。うん、ちゃんと新譜が出れば聞いてはいたけど、以前ほどの熱はなくなってしまって。

 正直ライブ当日も、朝から美術館に寄ってくたくたで、「これからまだライブかぁ、しんどぉ」みたいな気持ちでした(笑)。嫌ならそーゆースケジュール組むなよ、自分。でも滋賀県民としては大阪に出るならついでに……と思ってしまうのですよ。スタミナ的にヤバいのはわかっていながら。

 今、これ書こうとして一昨年のYFCライブの参戦記読み返して、「悪いのはYFCだな」って思いました(爆)。曲名見ても全然覚えてないし! アルバムちゃんと買ってあったけど、ほとんど聞いてない。試しに聞いてみても「こんな曲あったっけ」みたいな……。作曲がGACKTさんじゃないし、私の好みとは違ったんだよね、YFCの楽曲。JONも邪魔だし(笑)。作曲がGACKTさんじゃなくても『Graffiti』やライダーソングは大好きなんだけどねぇ。うーん、YFCは……。

 やっとYFC解散して、やっとソロでのライブツアー。『ЯRU』のファイナルが2009年の夏だから、4年ぶり。MCの中で「5年ぶりだぜ、大阪!」って言ってたんだけど、『ЯRU』は大阪なかったんだっけ?2008年のうちにあったのかな、大阪公演は。あの時は名古屋参戦だったのでわからないけど、とにかく4年以上のブランクを経て、やっと。

 待たされすぎて、なんか、忘れちゃってたんだね。待たされすぎて、その分年も取っちゃったし。フェスティバルホール遠いし(笑)。大阪駅から歩いて15分強。「とにかく早く座りたーい!」って思ったもん。予定より10分ほど早く開場してくれたから、さっさと入場して、開演まで死んでましたけども。朝9時すぎに家を出て、大阪市美術館でボストン美術館展を鑑賞して、その後梅田のヨドバシカメラをうろうろして……アラフォーにはきついですよ、ホントに。ライブ楽しむ体力残ってないわ〜って、開演前はぐったりしてたんですけど。

 条件反射というのは怖いですね。

 開演すると、スイッチ入っちゃいますね。自分でも、びっくりしました(笑)。踊り出すし叫び出すし。どこにそんな体力が残ってたんだ(爆)。

 18時30分開演予定で、18時40分には始まりました。すごい、定刻だ! これなら電車の時間も気にせず楽しめるぞ!!!と思ったら甘かったんですが……。まず、映像。これまでのGACKTさんの、懐かしい映像がフラッシュで。GACKTさん、ソロになって14年ということですけど、最初の頃の、『Vanilla』とかのビジュアル見ると、ホント「うわぁ」って思いますよね。懐かしいというより、「別人」みたいな(笑)。私が映画『MOON CHILD』で一目惚れしたのが2003年の春で、その時からでも10年経ってて……。

 うん。映像終わってGACKTさん出てきて、1曲目『WHITE LOVERS』だったんだけど、「ああ、10年なんだ」ってすごい思った。『MOON CHILD』見て、滋賀から横浜アリーナまで飛んでいって、立ち見でライブに参戦したあの日から、10年経ったんだ、って。感慨深かった。そーよねー、あの時息子ちゃんはまだ幼稚園の年中さんだったんだよ。それが、中学校の修学旅行に行ってるんだもん。幼稚園入ったばかりの子が、受験生になっちゃってるんだからあなた。

 MCで、「もう40歳だよ!」ってGACKTさんが言ってたんだけど、30歳だったGACKTさんが40歳になって、私も10年年を取っちゃって、でもそのうち後ろの4年間はソロライブがなくって。GACKTさんは大河ドラマに出たりライダーマンになったり舞台をやったり。

 10年か……。

 今回2階の最後列だったので、双眼鏡使わないとGACKTさんのお顔はっきり見えなかったんだけど、なんか最初の数曲は表情が硬いように見えて。疲れてるっていうか。いや、まぁ、弾ける後半パートに比べて前半はそういう演出でもあったんだろうけど、「また熱出したりしてるんじゃないのかな」ってちょっと心配しちゃいました。大阪公演終了後のblogに「ボロボロ、声出ない」みたいに書いてあったから、まぁ1日目も「元気ハツラツ!」って体調でなかったのは確かでしょう。もちろん、だからって手を抜くGACKTさんじゃないし、特に後半は飛ばしてくれましたけど。あれを2日連続でやるんだから……ホント、ライブって過酷な肉体労働よね……。

 曲順とか曲名とかいまいち自信がないけど、前半は

   WHITE LOVERS
   REDEMPTION
   GHOST
   JOUNEY THROUGH THE DECADE
   白露
   絵夢
   YOU君のバイオリンソロ
   LAST SONG


という感じでした。『Papa lapped a pap lopped』も前半だったのかもしれない。わかんない(笑)。 『GHOST』のあのサイボーグダンスがすでに懐かしくて。Junji君バージョンとかもあったよね。どーしてるんだ、Junji君。You君と茶々さんは不動だけど、ベースとドラムは私が見始めた10年前からも何度か代替わりがあり、なんか、その辺も「歴史」を感じるというか。『GHOST』は同時にPVも流れて、4年半ほど前のGACKTさんがやっぱり若い……。ホントに、いちいち「あれからもうそんなに経つの!?」っていうのが。

 ぐさぐさと。

 You君のバイオリンに続いて、『LAST SONG』はGACKTさんのピアノ弾き語り。GACKTさんのピアノ、好きだぁーーーーーーーーーーっ! ピアノだけのライブやってくれないかと思うぐらい好き。なんというか、音色が優しくて、せつなくて、鍵盤を叩く指先が綺麗で。ホントこれだけでも来た甲斐ある。

 『JOUNEY THROUGH THE DECADE』が聴けたのも嬉しかった。うん、これ、BESTライブならではだよね。ずっと「『MOON』の続きやって!」って言ってる私だけど、『MOON』ストーリーに基づくVISUALIVEじゃ仮面ライダーの歌なんかやってくれない。この曲をGACKTさんが歌ったおかげで仮面ライダーフリークになっちゃったんだもんなぁ。生で聴けて幸せ。『WHITE LOVERS』も『白露』も『JOUNEY THROUGH THE DECADE』も息子ちゃんが歌えるから、「ああ、このセトリなら彼も楽しめたのに」と思っちゃった。修学旅行中だったから無理だったけど、修学旅行中だったからよけいに思い出したわ、「息子ちゃんがいたら」って。

 『LAST SONG』の後、一旦幕(って、舞台じゃないけど)。スクリーンに「神威楽園特別授業ビデオ」が流れます。GACKTさんとメンバーが無茶な体験をする(させられる!?)映像で、たぶんいくつかバージョンがあるんだろうけど、大阪1日目は「熱々&超絶辛子たっぷりおでんに挑戦」。皆さんが想像する以上の辛子の量です、ええ。どんぶり一杯分、みたいな。それを、無理矢理食べさせられるという。GACKTさんも、食べさせられてました。「唇がっ!ヒリヒリするっ!辛いと言うより痛い!」……何やってんだかねぇ、ホントに。でも「遊びも真剣」なのが神威楽園ですよね。それでこそ性徒会長。

 そして後半。

 いつもの、『Mirror』によるコール&レスポンス。いや、なんか、懐かしかった。もう今回懐かしんでばっかりだけど、「GACKTさんライブと言えばこれだったよなー」って。正直「もう『Mirror』はいいわ」って気もあったりするんだけど、でも「GACKT〜っ!」「聞こえまへぇ〜ん!」のやりとりはやっぱり楽しいし、これが初めてのライブって人にはすごく嬉しいだろうし。10年前、私が、DVDで見ていたこのやりとりに自分も参加できたあの感激。あの気持ちを味わってる人が、きっと今回もいただろう。客席と一緒に作り上げる曲、『Mirror』が終わると、また一度照明が落ちるのだけど。
 最後、GACKTさん思いきり後ろにガン!って倒れ落ちたように見えた。何か言おうとして、「ヒっ!」って声だけでガクン!って。私の気のせいだったらいいけれども(何しろ2階の一番後ろですし、照明消えるタイミングだったので不確実)。

 少しして、無事GACKTさん再び登場。ほっ。この時20時10分とか、そんなぐらいだったと思います。「ああ、これなら余裕」と思ったのですが……。何が「余裕」かっていうと、私が乗りたいと思っていた帰りの電車に十分すぎるほど間に合うだろう、21時半には終わるだろう、ってことなんですけど、甘かった。かえすがえすも甘かった。ここからMCで、MCが、予想外に長かった……。いや、いつもこんなもんだったかもしれないし、久々の生GACKTさん、久々の「語り」は長ければ長いほど楽しいんですけど。ええ、楽しかったんですけど。

 悲しい滋賀県民。時計に追われるシンデレラ。

 恒例の「おかえり!」「ただいま!」のやりとりも、「もう40だよ、いい歳して“可愛い”もないよ」と言いながらやってくれる可愛いポーズも、「大阪いいね!」って言ってくれるのも、すごく嬉しかった。例の、週刊誌のスキャンダル報道に対する話もしてくれて。「これまでもこれからも、おまえらが恥ずかしい想いをするようなことは絶対にしない」……そんなこと、わかってるのにね。まぁ、テレビで見てるだけだと色々誤解する人も多いだろうけど……私も10年前映画見てライブ行って、「この人こんなにお茶目で可愛い人なの!?」ってびっくりしたし。あれからさらによく笑顔を見せてくれるようになって、さらに“丸く”なってるのにね。GACKTさんが「わかるよ。雑誌もホント売れなくて大変だからね」って言ってたとおり、向こうは商売なんでしょうけども。そして「編集長は飛ばされた」そうですけども。

 今回は語り口がさらに「お茶目」というか、なんか、「お笑い」ぽいように感じました。スキャンダル報道というめんどくさい問題に対する照れ隠しというか、こう、「うまく想いを伝えるための表現技法」だったのかもしれないし、大阪だったから特に、だったのかもしれない。「大阪の人は話に入ってきすぎ!」って客席怒られてたもんなぁ。うん、そのせいでさらにMC長くなってた……。他の会場でのGACKTさんの「しゃべり」がどんなものだったのか知らないけど、今回はずっとあんな感じなのか、どうなんだろ。「5年ぶりだぞ!」っていうのと「もう40だぞ!」ってやたらに言ってたから、なんかやっぱりそういう「照れ」があのちょっと「お笑い」っぽいしゃべりになっていたんじゃないかなぁ(※個人の感想です)。

 メンバー紹介があって、恒例「マイクなし叫び」があって。いやー、これも懐かしいというか、「そういやこんなことやってたよね」って(笑)。またこれが長い! 特にGACKTさんが長かった! 自分で「これまでで最長」って言うてはったもんね。なんか、昨年の舞台の時の話で、大阪のスタッフに「親指」という渾名の人がいて、その人がテキーラ大会で一人でテキーラ1リットル空けて救急車で運ばれ、病院でうんこまみれとか何とか……。GACKTさんの生声を長く聴けるのは嬉しいけど、どうせならもうちょっとなんか綺麗な話を(苦笑)。

 で、MC全部終わったらもう9時過ぎてたと思う。えーっと、後半はどれくらいお時間あるんですか。9時半終演は到底無理ですよね? ……まぁ、いくら滋賀まで帰ると言っても終電はもっと遅いのですが、モロモロの事情でできれば9時45分くらいにはフェスティバルホールを後にしたかったのですね。まず座席からホール玄関までがけっこうありますし、ホールからJR大阪駅の改札までも15分はかかるので……。なので後半は個人的に「時間との戦い」。楽しみ、叫び、踊りながらも、心の隅では「今何時だろ?あと何曲?」と落ち着けない。ホントに、どこでもドアがあればねぇ。

 後半のラインナップはこんな感じ。(果たして『パパラパ』は前半だったのか後半だったのか)

   U+K
   小悪魔ヘヴン
   Vanilla
   Faraway
   Graffiti
   君が追いかけた夢
   Stay The Ride Alive


 猫着ぐるみとの『U+K』も『Mirror』と同じく定番中の定番。『小悪魔ヘヴン』のあの「拍手の達人」的みんなでダンス!も、この先定番となっていくんでしょうかね。『Graffiti』と『Stay The Ride Alive』を歌ってくれたのがホントに嬉しかった!!! どっちもGACKTさんの作った曲ではないからこういうベストライブでしか聞けない(ということはこの先、生で聴く機会はまずほとんどない)けど、『Graffiti』大好きなのよね〜。欲を言えば『生きとし生けるすべてに告ぐ』も歌ってほしかった。あれ、詞が最高にいいのよ。藤林聖子さんマジ天才。そしてあの詞の世界を完璧に表現するGACKTさん。最近のGACKTさんの歌で一番あれが好きと言っても過言ではないです。

 そして『Stay The Ride Alive』。仮面ライダー三部作の最終曲。これも詞が素敵なんだけど、「もう二度と逢えないとしても」っていうのが意味深というか……。まぁ、他のGACKTさんの曲にも常にそういう想いは付きまとっていて、相手が死んでいたり、自分自身がもうこの世にはいない設定ぽかったり、「それでもそばにいる」とか、「いつか逢える」とか。ライブの最後に直接そういうメッセージを、「お前たちが辛い時も、いつだってそばにいるから」ってふうに言ってくれることもある。この先何度ライブをできるのか、直接お前たちに逢えるのか――いつだって、「これが最後」の覚悟でステージに立ってくれていることわかってるから、だからよけいに、「もう二度と逢えないとしても」という歌詞が沁みる。ライブの締めくくりに歌うのに、こんなふさわしい曲ない……。

 「最後の曲」の後、GACKTさん達は引っ込んで、映像が流れ始めたんだけど、でも、その時もう9時50分くらいだったので、私はそそくさと退出。あとでパンフレット読んで、「次のVISUALIVEの予告編」だったらしいと聞き、ちょっと歯がみ。ううう。見た方が良かったのかしら。でも待望の『MOON』サーガVISUALIVE、実現は再来年以降ぽいので……。次が最後のVISUALIVEかも、なんて言われると、「次」は当分実現しない方がいい気もする。VISUALIVEが終わったら、ツアー名は『BEST OF BEST U』とか『V』とかになるのかしら。今回『T』って付いてるけど、果たして続きがあるのかどうか――。還暦ライブとかやって欲しいけどなー。そんなに長生きするつもり、GACKTさんはないんだろうけどさ。GACKTさんが還暦なら茶々さんは……とか思うけど(笑)。今回ですら、茶々さん、「もうおばあちゃん」「更年期で大変」みたいに言われてたもんね、GACKTさんに。いや−、でも53歳とは思えないですよ、相変わらず美しい、茶々さん。(しかしGACKTさんが還暦だと茶々さん73歳になってる勘定か……)。

 今回セトリが「MILD」と「WILD」と二種類あるということを家帰ってパンフ読んで初めて知り(情報仕入れてないな、ほんま)。大阪の二日目が、「WILD」の初披露だったそうです。詳しいセトリはわかりませんが、アルバムの「MILD」「WILD」を見比べる限り、私は「MILD」で良かったな、って。ライダーソング2曲と『Graffiti』、『白露』が聴けて。チケット取る際に、1日目と2日目どっちにするか、まぁ1日目でいいか、ってあんまり深く考えずに決めたんだけど、あとからそこが息子ちゃんの修学旅行だってわかって。もし2日目取ってたら帰ってくる日で、お迎えに行けないところだった……。ライブチケット、申し込みがあまりに早くて予定全然わかんないからホント、いつもドキドキですけども、セトリも「MILD」だったし、1日目を取って本当に良かった。

 やっぱりライブ行くと盛り上がっちゃうんで、どうしようかと思ってたベストアルバムもAmazonさんでポチり。録り直しがあるとはいえ、新曲2曲以外はすでに音源持ってるわけで、ためらってたんですよね。ベストはこれまでにも『THE SIXTH DAY』と『THE ELEVENTH DAY』が出ていて、『0079-0088』や『ARE YOU ”FRIED CHICKENz”?』もある意味ベスト的なアルバムだし、iTunesの中に同じ曲が複数(苦笑)。新しいオリジナルアルバムが出るのはいつかしら……。

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