◆2009.11.15 インテックス大阪◆
『神威楽園 DE イキナ祭』大阪校3日目 入楽記


 えーっと、今、2009年の11月27日なんです。つまり、大阪校に入楽してからもう13日も経っちゃったんです。記憶は、空の彼方……。

 しょうがないんだよね。行った日に義妹が熱出してて、翌日インフルエンザA型(つまりはおそらく新型インフルエンザ)と判定され、その翌日(火曜日)には息子が熱出して学校早退。水曜にめでたく「インフルA」と判定され、タミフルもらって金曜にはすっかり元気!と思ったら。

 今度は夫が早退。夫よ、おまえもか……。まぁ彼は熱もすぐ下がり、症状的には「普通の風邪」だったんだけど、うっかりインフル検査を受けたら「A型」と判定されてしまい、6日間の自宅待機。6日か〜ん!? そのうち3日はもともと3連休でお休みだったとはいえ、余分に3日も家にいる。しかも、もう平熱で何ともないのに。

 なんとなくリズムが狂って、blog更新やTwitterはしていたものの、「入楽記」を落ち着いて書く心の余裕がなくて……。13日も経っちゃった。

 なのでもううろ覚えだったりするんだけど、なんとか記憶を辿ってメモ程度でも書いてみたいと思います。

 2008年度の「PlatinumBox」で「神威楽園で楽園祭やりたいねぇ」という話が出て、今年のお正月だったかには「全員制服で参加するイベントをやろう」というふうになっていた気がする。今年はソロデビュー10周年で、だからこそ特別なイベントもあるかな、というのもある反面、10周年でスケジュールがめちゃくちゃ忙しいというのもあって、「本当にできるのかな?」と思っていた。思いながらも、「もし制服着て行かなきゃならないんだったら、あれとあれを組み合わせて」などと捕らぬ狸の皮算用もしていたのだけど。

 日程が決まり、エントリー。ファンクラブDears限定のイベントで、「楽園祭」というからにはアリーナツアーとは「ハコ」が違い、4校10公演あるとはいっても「入楽」できる数は限られている。当たるも八卦、当たらぬも八卦であるなぁ、当たったら当たったでお金かかるしな、などと半ば「悟りの境地」でいたらばめでたく「合格」! さぁ、大変、「制服」を用意しなくちゃいけませんよ。中学の時はセーラー服で、高校はブレザーだったんだけど、そんなもんもう残ってるわけがない。息子はまだ小学生で「制服」持ってないし、中学生の娘さんのいるママ友さんに「制服貸してもらえない?」なんて頼むのも、あまりに恥ずかしい。サイズの問題とかもあるもんね。まぁ本物の学校の制服でなくても「制服風」ならいいということだったので、10年以上タンスの肥やしになっていた紺のプリーツスカートを引っ張り出し、ちょうど春の大ばあちゃんの葬式の時に買った息子の紺ベストにネクタイ。これで後は白のカッターシャツを買えば「制服風」じゃないのということで。

 男児用150センチカッターシャツお買い上げ。ええ、無駄にはしませんよ、何だって。私がカッター着る機会なんてそうはないんだから、息子用でいいじゃないですか。1周忌法要の時に着られるわ。卒業式とかさ。

 楽生証用の証明写真も撮って準備は万端。あとは当日を待つばかり。いや、でも、インフル騒ぎ、終わってからでよかったよね。自分は少々しんどくても這ってでも行くけど、息子が熱出してるのに遊びに行けないもんなぁ。学級閉鎖がばんばん出だしたから、ほんと、気が気じゃなかったよ。

 当日、開演は17時だったんだけど、入楽手続きが13時からということで、私もがんばって早めに会場へ行きました。結局「紺ベスト」はやめて、ターコイズのロングカーディガンを着用。電車の中でコートを脱いだ時に、「スクールベスト」はあまりにもあまりにもだなぁ、と思って急遽変更。結果的にはけっこう可愛い感じになってよかった。私もまだまだ捨てたもんじゃないわ〜(笑)。実際に制服を着ていた中・高校生の時は特に制服に感慨も覚えなかったし、当時は普段はスカートを穿くこともなく、「可愛いカッコ」なんかしなかったから、「今になって」という感じ。お蔵入りになってたスカートがまだ十分着られることもわかったし、こんな機会を与えてくれたGACKTさんに感謝! 制服コスプレは癖になるかもしれないぞ(笑)。

 会場にはホントーに色々な「制服」が集まってて、見るのも楽しかった。あれは「制服フェチ」の人にはたまらないイベントだったかも(笑)。年齢層高い人も多いんで、そのへんはあれだけど(爆)。ベストやカーディガンにネクタイ、という「なんちゃって」な人も多かったし、もちろん本物の学校の制服を着ている人もいれば、オリジナルの派手な色目のものを着ている人も。学生服をかっこよく着こなしている女性も見た。最初の上越校では「制服かどうかのチェック」が厳しく(制服じゃないと判断されると、チケット持ってても参加できない)、トラブルもあったようだけど、大阪校3日目(5公演目)ともなると、割と緩くなって、ネクタイ・リボンしてそれっぽいスカートを穿いてたらOKって感じだった。手続きの時にそんなにじろじろと観察されなかった気がする。ただ、ファンクラブからの注意書きメールは日を追う毎に内容が長くなって、「スーツは制服とは認めません」とか「和服はダメ」とか。着て行って「Out」と宣告された人がいたのかなぁ。ちょっとでも目立とうとか、ちょっとでもお洒落に、と思うんでしょうね。私なんか「手持ちで済んでLucky♪」としか思わなかったけど(^^;)

 「楽園祭」というからには「模擬店」がないと嘘でしょう、ということで。ちゃんと「楽食」もありました。カレー、杏仁豆腐、初恋鍋、てりやきさんふらわぁ、ドリンク類。カレーは「Youカレー」ということになっていて、レトルトも発売。ドリンクには「ダージリン茶々」……カップデザインが茶々さんになってるだけで、中身はただの紅茶。でも「スターバックス」ならぬ「スターガックス」とか、この遊び心が楽しい。杏仁豆腐、めっちゃ本格的でおいしかったです。でも私はフルーツ缶詰入りの「嘘杏仁豆腐」がやっぱり好きかも(笑)。カレーはレトルトをお持ち帰りしたんですが、もったいなくてまだ食べてません。きっと賞味期限ぎりぎりまで置いておくと思います。

 この「楽食」、時々ジョブメンバー本人がお店に登場するとあって、休憩時間はすんごい長蛇の列になっていました。1部が終わるのを待たず走っていく人達もいたもんね。私は大人しくトイレに並んだだけ(笑)。楽食には開演前に行きました。

 ほぼ定刻、17時05分には始まったと思います。私の席はかなり後方の、一番端。入口から一番遠い、奥の側。ステージ向かって右端。横が通路で壁しかないせいか、最初すごく寒かった。いつもライブじゃ冬でも汗だくになるからと思って薄着で行ったら、コートが脱げない。会場がインテックス大阪ということで、床も壁も天井も、コンクリート打ちっ放しみたいな感じだったからねぇ。盛り上がってきた後半はコート脱げたけど、前半は冷え冷えだったよ。

 コンセプトが「学園祭」なので、チャイムが鳴ったり、「きりーつ、礼!」があったり。まずは教頭先生のお言葉で始まった気がする。二人目は「なんとか主任」だったかな。3人目にやっと生徒会長=GACKTさん登場! 会場後方から通路を通ってステージに上がられたんですが、一番端っこの私にはほとんど何も見えませんでした(泣)。通路近くだった人羨ましい。

 生徒会長からは「言葉遣い」に関しての説諭があります。すでに外の「購買部(グッズ売り場)」や行列整備のスタッフさんたちが使うのを耳にしていた「ごきげんよう」という挨拶。そして、いつもの「逝けるか、おまえらーっ!」なく「よろしいかぁ!」というお上品な煽りに対して「かしこまりぃ!」と答えること。やたらになんべんも繰り返された「よろしいかぁ!」「かしこまりぃ!」の応答に、なんとなく「毎度ありぃ」と入れてみたくなった私(笑)。

 それから「風紀イィ〜ン」の任命式。生徒会長自らくじ引きで「風紀イィ〜ン」さんを5名選び、選ばれた楽生は舞台上に。女性3人、男性1人、そして10才ぐらいの女の子1人……だったかな。ステージ上でGACKTさんを間近で見られるのは羨ましいけど、その代わり1人50人の楽生の写真を撮らなきゃいけない、ってのはけっこう大変。1部と2部の間の休憩時間、せっせとシャッターを切っていらした。撮った写真は校内新聞に掲載され、「ミス神威学園」「ミスター神威学園」を選出。選ばれた「ミス」「ミスター」に特典があるのはもちろん、その「ミス」「ミスター」をカメラに収めた風紀イィ〜ンにも特典があるらしい。別に「ミス」を目指そうなんておこがましい気持ちはありませんが、せっかくなんで撮ってもらいました。制服コスプレの全身写真、自分じゃ撮れないし、家族にも頼めないし(笑)。

 そして。

 ダンス対決です。Youくん率いる「シャーク団」ならぬ「シャクレ団」と、淳士くん率いる……あれ、なんだったっけ? 本家ウエストサイド物語なら「ジェッツ団」だけど、「ゲッツ団」だった?覚えてない。覚えてないけど、私は淳士くんグループを応援していたよ! 淳士くん団の方が勝ってたと思うよ、絶対! 会場の判定は逆だったけど……あれってお約束だったのかなぁ。なんか大阪校はYouくんの3連勝だったみたいだけど。

 負けた淳士くん、「俺のこのダンスでリベンジだ!」 来たーーーーーーーーーっっっっっっ!!! 淳士くんバージョンの『GHOST』!!! まさか生で見られる日が来るとは思わなかった。すごいよ、淳士くん、あれ完コピしちゃうなんて。感動♪ これだけでも楽園祭に来た甲斐があったと思った、私(笑)。なのにちらほらと、「楽食」に並ぶために席を立っていく楽生たち。なんと失礼な。……ってゆーか、それだけ何度も来てる人もいるってことだよね。初めての人間にはそんな段取りわかりませんもん。

 30分ほどの休憩の後、第2部開始。いよいよGACKT Jobコピーバンド登場です!!! まず最初はルナシー2曲。「ルナシー」って片仮名で書くほど、ほとんど曲知らないんで、タイトルは聞かないで(笑)。「ルナシーの東京ドーム公演」ということで、最後「東京ドーム!東京ドーム!東京ドーム!……はい、ここまでが1セットです」。わはは。いちいち芸が細かいのよ、GACKT Jobは。GACKTさん、歌い方もちゃんと真似してたもんね、河村隆一くんの。「大丈夫、スギゾー君に許可もらったから」って言ってたな。あ、許可っていうのは楽曲の許可で、「隆一くんの真似する許可」ではないと思うけど、もちろん。

 3曲目はBUCK-TICK。タイトルはたぶん「Just One More Kiss」。「知らなくてもいいんです」ってGACKTさんが何回も言ってた。それでも上越校よりはみんなの反応が良くなったと(笑)。年齢層がねぇ。若い人にはわからない曲が多かったよね、今回。私、若い人じゃないけど(爆)知らない曲多かった。バンドは知ってても、曲は知らないとか、「サビは聞いたことあるけど」ぐらいのがほとんどだった。それでもノレるし楽しかったけどね♪ BUCK-TICKの時はちゃんとみんな頭もそれ風。そしてGACKTさんのボーカルは「デビュー当時の桜井あっちゃんが歌うまくなった感じ」を再現。ははは。ホントに芸が細かいんだから。

 次は『哀・戦士』って、コピーじゃないじゃん!……いや、もともとはコピーだけどさ。GACKTさんそれでCD出してんだし。でも嬉しかった! 生で聞けた! 先日のアニメソングイベントの時のも上がりに負けないようにと、みんなで振り付きです。手を挙げたり曲げたり。

 5曲目、ZIGGY『グロリア』。「知らなくてもいいんです!」 知ってますよ、サビだけは(笑)。ZIGGYってこれ以外はホントーに知らない。あ、サビでネクタイやリボンを振り振りしろ、と言われたのはこの曲だったかな。もう記憶が(この部分、もう12月も3日に書いてます。とほほ)。

 6曲目はL'Arc-en-Ciel『Stay Away』。PV風に、ということで、「みんな帰ったらYouTubeででも確認してね」と。おそらくPVの振りを完コピしていたのでしょう。インフル騒ぎで確認しないままだったわ……。曲はもちろん知ってましたよん。

 次が『粉雪』。レミオロメン。最近のもやっておかないとね。若い子、知らん曲ばっかりになっちゃうもんね。

 7曲目。「かつて素敵なバンドがありました……」という感じのMCで、マリスミゼルの『オ・ルボアール』(たぶん)。感激のあまり泣いている楽生もいたそうだ。私はマリス時代は知らないから、「へぇ、歌うんだ」ぐらいの感じだった。みんなの前でこうして歌えるようになったんだな、それだけの整理がついたんだな、と勝手に……。

 8曲目、T-BOLAN『離したくはない』。これも私、サビしか知らなかった。はは。何歌わせてもGACKTさんはうまいので、安心して聞けますね♪ あんまり知らない曲でもぐっと来る。

 ここで一旦みんな引っ込んで、音声だけの小芝居。「俺にも“よろしいかぁ!”やらしてください」みたいなやりとりが……あれ、違ったっけ? 「副会長をやらしてくれ」とか、そーゆー話だったかな。ともかく淳士くんが「がんばるぞぉ!」ってことで!! ボーカル淳士くんのコピバン♪ ブルーハーツだぁ!!『TRAIN TRAIN 走っていけーっ♪』 めっちゃ盛り上がりました!!! 正直私的にここまでで一番盛り上がったかも(笑)。ごめん、GACKTさん(爆)。淳ちゃん好きなんだもーん。うまかったよ〜。それに煽り方がやっぱエンターテイナーだなぁ、って。もう1曲『終わらない歌』もやってくれたんだけど、ほんとに楽しかった。淳ちゃん最高♪♪♪

 ここでまた小芝居があった気がする。あれ? 違うかな? 違うかも。最初の小芝居ではダンサーさん出てきたんだった?2回目で淳ちゃんだった? ま、いっか。ともかく次は。

 だっ!

 みんなもちろん頭、あんななってた(笑)。 ボーカルは茶々さん、ドラム<Yoshiki役>はGACKTさんだ! Yoshiki役だから、脱ぐぞ!!(爆) でも上半身裸のGACKTさん以上に刺激的だったのが茶々さんのボーカル!!! 茶々さんがその昔ぶいぶい言わしていたという話は聞いていたし、CDの試聴もしたことはあったんだけど、これほどとは……。素晴らしい歌声、歌唱力、そしてもちろんエンターテイナー力。2曲も歌ってくださって……タイトルわかんないけど……Xって、『紅』しか知らんもん。2曲とも『紅』ではないということはわかった(笑)。淳ちゃんの歌声と茶々さんの歌声を存分に聞けたことが一番の収穫だったなぁ、今回。って言うと、GACKTさんの立場は?ってなるけど、でもGACKTさんがすごいのはもう十分わかってるから、「大人の本気の遊び」で完コピしちゃうの、ある意味驚かないわけで……。あ、そうそう、Xの時のバンド名は「Super Excellentなんとかかんとか(忘れた。何だったっけ)略してSEX」だった。「X!」と叫ぶところでみんなで「SEX!」と叫ぶと……ははは。ほんとにもう、GACKTさんったら。楽しかったけど、会場全員腕をバッテンにして叫ぶ光景はなんかちょっと「いいのか、これで」的なところも(^^;) 周りが盛り上がっているとふと醒めてしまったりする困った私。

 でも! そんなあまのじゃくな私でも!! ラストの曲はっ!!! 燃えたっっっ!!!!!

 SMAP『SHAKE』だーーーーーーーーーっっっっっっ!!!

 GACKTさん、白の学生服。ボンタン……っていうんじゃないか、なんていうんだ、工事現場のお兄さんのような途中が膨らんだタイプのズボンは。そーゆーので歌い踊り狂ってくださった。振り付けまでSMAP完コピよ〜ん☆ いや〜、これはマジ楽しかったな。ジャニーズはこーゆー時は最高だよ。私、この記事の後半『嵐』のBEST流して書いたよ(爆)。半端なことをなさる方ではないと重々承知してはいたけど、本当にねぇ。ここまでやってくださるとは。素晴らしい。

 GACKTさんだけでなく、ダンサーもメンバーもみんなね。一人一人がピンでできる技量をお持ちで、一人一人が「真剣に遊んで」くれて。これ、Dearsだけのクローズドなのはすごいもったいないと思った。それがファンクラブの特権と言えばそうなんだけど、でも「この人達こんなにすごいんだぜ、おいらはこんなすごい人達のファンなんだぜっ!」と言いふらしたい(笑)。

 終了20時40分くらいだったかな。全部で3時間40分。1部1時間、休憩30分、2部2時間10分??? すごいよね、この長さだけでも。正直その時間に終わっても滋賀に帰るのけっこう大変だったから、もしも『DRUG』の時みたいに開演押してたらめちゃくちゃヤバかった。あの最後の『SHAKE』を知らずに帰るのは、「何しにいったんだ」だよなぁ。ああ、定刻に始まってくれてよかった。

 神威楽園祭は来年以降も開催するとのことですが、来年は10月・11月『眠狂四郎公演』。一体何月に開催されるんでしょう? そんな暇あるのかな? あまり無理はしてほしくない。今でもめちゃくちゃ無理なさってるんだから……。

 でも願わくば。来年は茶々さんとGACKTさんのツインボーカルで「YouはShock!」やってほしいな〜。クリスタルキング。絶対いいぞ(笑)。『ユリア永遠に』と2曲続けて!!

 GACKTさん、メンバー、スタッフの皆さん、素敵なお祭りをありがとうございました。ぺこり。なお、上記の曲順等、記憶違いの箇所も多々あると思います。3週間近く経ってからのレポでもあり、どうかご容赦くださいませ。


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