第一種大型大型編
大型特殊試験を途中なのにも関わらず、大型試験を受けられるようになったのでチャレンジします。
かねてからこの免許だけはどうしても取りたかったのです。
教習所へ行こうかと思ったのですが、教習費が多額のために試験場通いを決意しました。
やっぱり一発試験のために一筋縄ではいきませんでした。
練習第1回 (2001.1.24)

 大型車を乗るのが初めてだったのですごく緊張しました。
普通車に比べて背が高いことは予想していたのですが、見た目よりもかなりの長さに驚きました。しかし試験車は小さい部類なので(町を走っている4t車よりも小さい)10tともなるとかなり大きいのでしょう。
 乗車後一通りの説明を終えると、助手席に座って外周を2週走ったあとに運転席へ。大型車といっても発車の手順などは普通車と全く同じ。違う点と言えば、2速発進することぐらいです。しかし僕の乗った大型車は(ISUZU FORWARD)、はギアのポジションが違うのでしっかりと覚えておく必要があります。練習中数回間違ってギアを入れてしまいました。あとブレーキがエアブレーキなのですごくよく効くので注意が必要です。練習中何回も前のめりになってしまいました。
 発車は普段MT車を乗っているので問題なくスタート。ものを載せて走る車だけにトルクが強いので早々のことではエンストしません。練習中はエンストを一回もしませんでした。しかし走り出してからが苦労しました。ハンドルがどうもうまくいきません。最初は普通車の感覚で回していると、後輪が中央線を踏んだり、縁石を踏んだりとがたがたでした。左に曲がるときはミラーに注意し、右に曲がるときは車の左側に注意しなければなりません。あとまがり終えるときにハンドルをすぐに戻す癖があり、車体が膨らんでいました。それを重点的に練習しました。ポイントを聞くのですが、なかなかうまくいきませんでしたが、終わる頃には少し分かるようになりました。最後に坂道発進を練習して1時間目が終わりました。

練習第2回 (2001.1.24)

 前半に1時間目でやったことを復習した後に、S字の練習をしました。ここでも車体感覚がはっきりと分かっていないので苦労しました。どうもハンドルをむやみに動かす癖があってそれを指摘されながら進みました。自分なりに目印を付けながら行くと少しずつ分かってきました。その後は、交差点の通過などをやって終わりました。最初は簡単に行くと思っていたのですが、ちょっと甘く見ていました。練習を予定よりも2時間多くして試験に臨む予定です。

練習第3回 (2001.1.29)

 今日は友達の引っ越しがあったために、なんと7:30からのスタートでした。先生はこの前と同じ人でした。少し間があいていたので、前半はコース取りもいまいちで、ギア操作もミス連発。坂道では飛び出し気味で発進したりとがたがたでした。前にも書きましたが、トラックはエアブレーキなのでめちゃくちゃきくので、操作方法などを指摘され
ました。後半になってライン取りもまぁまぁ良くなってきました。S字は今まではほぼ感で行ってたのですが、目印を見つけることが出来たので、スムーズに通過できるようになりました。練習の終わりに方向転換をかねて車庫入れをするのですが、そこではまぁまぁうまくはいりました。

練習第4回 (2001.1.29)

 今回はちょっと年輩の先生だったので怖いかと思いながら発車しました。外周のうちと外回りをしたあとに、我流になっているところなどを注意されて、「いつの間にこんな癖が」と思いつつ、修正のために再発車しました。あと試験に向けて、ポンピングブレーキや、加速についてもやりました。ストレートのところでは初めて5速まで使いました。
怖いと思っていた先生ですが、ポイントポイントでアドバイスをくれるいい人でした。後半はS字と、クランクの走行しました。初めてのクランクでしたが、S字に比べて、目印とかも多く通過しやすかったです。その後もS字とクランクの繰り返しをやって終わりました。いったいいつになったら縦列駐車を教えてくれるのだろうか?

練習第5.6回 (2001.1.31)

 今日で練習を最後にしようと思ってたので、今まで以上に真剣にやりました。もう5時間目だったので今までの復習がメインです。5回目の後半には方向転換と、縦列駐車のやり方を聞きました。縦列は普段全くやらないので、ハンドルを切るタイミングをつかむのが難しかったです。6回目は縦列駐車など今までの総まとめの練習をしました。
 明日は初めての試験です。受かるのかなー。

技能試験第1回 (2001.2.1) 2コース
 ついに試験を受ける日がやってきました。今日はあいにく雨で、試験場までは寒い道のりでした。試験場についてコースを歩いたあと、申請用紙をもらったのですが、前にもらった(大特の時)にもらったのと様式が変わっていました。新しいのは免許の裏表のコピーがあるのです。ちょっとびっくりしました。記入のあと視力検査に行ったのですが、全く見えません。普通の検査は何とかクリアーしたのですが、深視力はかなり難しかったです。こっちもタイミングとか見計らってやると何とか出来ました。検査のあと書類を窓口に持っていったら特定大型車のことについて聞かれた。まさか窓口でプチ試験されるとは思いませんでした。9時10分から説明があるということだったのでそれまで待機。集合時間になって、試験官が発着所に来ると、初めて受ける僕は別室にて技能試験の注意事項などを聞きました。今日は19番だったのでかなり待ち時間がありました。
 待ち時間は他の受験者の方と、話していました。そうしているうちに順番が回ってきました。ちょっと緊張してましたが、以前の大型特殊の時ほどはしませんでした。多分練習したおかげでしょう。乗車して発車準備を整えて出発。まずは右折するところがあるのですが、途中でハンドルが動いて勝手にウィンカーが戻ってしまいました。また付けたら良かったもののてっきり忘れてて、右折の直前に付けました。その後、課題速度、クランク、坂道は難なく通過しました。途中左折で何度も膨らんだり、小回りしすぎたりしていましたが、セーフ。減点はされていたかも。しかし今日はここからが大変でした。S時に入った瞬間「ないー」と言いかけてしまいました。なぜならいつも目印にしているチョボがないのです。そのチョボというのが、ワイパーについているのですが、雨だったためにワイパーが作動中のため見えません。仕方がないのでミラーで後輪を確かめながら通過しました。目印を見つけたとき、雨の日のことなんか全く考えていませんでした。S時のあとは、
もっとも苦手な縦列駐車です。昨日習ったとおりやろうとしたのですが、ハンドルを切るタイミングが悪かったらしく、点線の中に収めなければならないのですが、車体の右側が白線の真上になってしまいました。そこで切り返しをしようとしたのですが、あわてていたためになんと、ミラーがポールに接触してしまいました。もちろんこの時点で検定中視です。今日は、完走することもなく発着所送りとなりました。

悪かったところ 試験官のアドバイス
 ・左折が膨らむ。多分ミラーの見る次期が遅かったのでしょう。
 ・カーブでのスピードが速い。
 ・方向指示器(カーブのところだったので、勝手に戻った 付け直しが必要)
 ・確認(縦列の時は、全くしてなかったらしい)
 ・接触

あー縦列出来ていたら、何とか完走は出来ていたのかも。とほほ 来週頑張ります。

技能試験第2回 (2001.2.5) 3コース

 今日の朝は試験場までの道がすいていたので、かなり早くついてしまいました。コース(3コース)を歩いた後に手続きをしました。今日は適性試験がなかったので8番という順番でした。
 8番目だったのですぐに回ってきました。試験車は2台でするので実質的には4番です。順番が回ってきて乗車しました。前の人が合格だったために発進まで少し間がありました。しかし前回も僕の前の人は受かっていました。僕って幸福を与えているのか!?(さむぅ)で合図があり発車しました。まずは踏切を通過、発進の時にちょっと「ガクッ」となってしまいました。今までこんなことなかったのに。3コースは、坂発進からです。坂発進は問題無く通過。次はクランク。今日は前にアドバイスされた左回りを気を付けつつ行きました。しかし今日は意識しすぎて大きく内回りしてしまいました。なんとクランクの入り口で縁石に接触。直ちにやり直しをすれば良かったのですが、気が動転してしまい、そのまま行ってしまいました。即発着所へお帰りかと思ったのですが、試験官は何も言わなかったので、次の課題である方向転換へ。前回縦列で失敗しているので、バックはしっかりとやろうと思っていました。方向転換の場所まで来て停車した後に、安全確認をし、バックをはじめました。練習場で教えられたとおりにやると、すんなりと方向転換できました。終わって外周を出ると試験官が、「中止事項があるので戻ってください。」言いました。「やっぱり」と思いつつも発着場へ戻りました。
 発着場に戻ってきて駐車措置をし、降りました。試験官が「大きな減点はありませんでしたよ。安全確認もできていたので。」と一言。「脱輪ですか?」と聞くと、「脱輪は戻ってやり直しですよ。」といわれました。やっぱり焦るとダメですね。

悪かったところ 試験官のアドバイス
 ・脱輪の際は戻ってやり直すこと
 ・踏切のところの発車 (クラッチを丁寧に)トラックはエンストしにくいと思いこんでいたので、ついラフにつないでしまいました。

あー意識しすぎて脱輪とは、次回はもっと落ち着いていきたいと思います。安全確認についてはいいと言われたので、この調子で次回もやっていきます。

技能試験第3回 (2001.2.7) 2コース

 今日の朝試験場に着くとショックを受けました。なんと今日のコ−スが縦列駐車のある2コースなのです。今まで2.3
ときたので今日は1コースと思っていました。そのあとは縦列が出来るか不安でいっぱいでした。受付の前にコースを歩きました。受付の後も歩きました。今日は5番です。
 9時過ぎにトップの人が試験開始。僕は奇数なので1番の人と同じ車です。1番の人が乗り込んだのですが、なかなか発進しません。あげくの果てに試験官がトラックを駐車場へ持って行ってしまいました。1番の人に聞いたら、シートが動かなかったそうです。
 1.3番の人が終わり順番が回ってきました。安全確認の後乗車。なんと今日も僕の前に試験を受けた人が受かってしまいました。前の人が受かるのはかなりのプレッシャーになります。左右確認の後発車。今日は、左回りを注意していこうと行きました。今日は左折なども問題なく通過し、今日のメインイベントである縦列駐車のところへやってきました。安全確認の後にゆっくりとバック。今日は後輪の位置を注意しました。左後輪が縁石の角に来たら、ハンドルと左にいっぱい切って、次に駐車場所の左後ろ角が見えたらハンドルを真っ直ぐに、そして右後輪が白線を踏んだあたりでハンドルと右にいっぱい切ります。今日は何とか白線内に収まりました。しかし右後輪が白線を踏んだときに待ちすぎたためにちょっと深く入り込んでしまってました。左後輪が縁石に乗り上げないようにゆっくりとバックして完了しました。試験官に「入りました」というと「はいよろしい」といわれたので試験続行。今日は何とか完走できそうです。外周を1週した後に発着地点まで戻ってきました。途中でいろいろちぇくをしていたので合格の希望は薄いと下車しました。試験官のところへ行くとやっぱり不合格でした。途中クラッチのつなぎ方が悪かったのでかなり減点されたかなー?

悪かったところ 試験官のアドバイス。

 ・交差点や、斜線へ講での確認が遅い。
 ・右折時にちゃんと右に寄れてない。
 ・交差点でのスピードが速い。(加速ばかり気にしてて信号が変わってすぐの交差点内で加速してしまった)

今日は左折ばかり意識してて、確認や、右への寄せが甘くなってしまいました。今度は中止しなければ。後加速を気にしてて、加速してはいけないところで加速していまうとは。こんどこを合格するぞ。

技能試験第4回 (2001.2.9) 1コース

 もし今日落ちてしまうと、用事などがあって次に試験を受けれるのが1週間以上後になってしまうので、何とか合格という気持ちでいきました。いつものように7時半くらいについてコースの下見。今日は初めて走る1コースです。受付で6番と聞いた後に試験開始までもう一度コース歩き。今日は6番なので、実質的には3番のはずでした。
 9時過ぎに試験管が登場して諸説明の後試験開始。しかしそこで問題発生。僕の乗るはずの偶数番号の試験管が、「私の担当は2.4.7・・・」といいました。一瞬疑問に思いましたが、「あとで3台になります」とあったのでたぶんそちらだと思っていました。しかしながら3台目の試験管がくると「8番○○さん」といいました。僕はいったいどの車なのでしょうか?しばらくすると5番目の人が乗っている奇数車が帰ってきました。すると「6番黒瀬さーん」といわれました。試験車が3台なので、予想していた順番とは全く違っていました。
 乗車後安全確認の後発車。走行しているとすぐに踏み切りで、今日は初めて引っかかりました。警報機が鳴り終わるまで停車。踏切のあとは障害物をよけて、指示速度50km/h。ここまでは難なくクリアー。次に外周から、コースを横切る道路に進入の後、方向転換、今日は右バック(運転席側にバック)だったので右によって停車。ちょっと離れ気味でしたが無視してバック開始、しかし問題発生。左前輪が縁石に乗り上げそうだったので、ハンドル操作が遅れてしまい、でる方向(車庫の左側)にぴったりとよってしまいました。そのまままっすぐバックして幅寄せをすればよかったのですが、減点されるといやなので、車体がまっすぐなった状態になってもハンドルを戻さずに、何とか車庫の右に寄るようにハンドルをぎりぎりまで右にいっぱい切っていました。左側にも余裕がでてきて、後ろも距離が残り少なくなったのでハンドルを操作して、車体をまっすぐに。
 次の課題はクランク、ここは進入も問題なく通過。その後見通しの悪い交差点で(こちらが優先道路)、普通車がボンネット分ははみだしてきました。こちらが優先なのでそのままいこうかとも思ったのですが、試験管がブレーキに足をやったので減速しました。普通車もこちらを確認したのか停車し、再び加速。交差点を通過し次に坂道発進。坂道発進はいつも発進はできるのですが、サイドをおろしたらいつも動きません。要するにクラッチのつなぎが甘いのです。例に漏れず今日も発進しませんでした。しかしいつものことなのでゆっくりとクラッチをつなぎクリアー。そして最後にS字。ここも前から使っている目印のおかげでクリアーしました。S字の後外周コースを回って発着点へ。停車するとに、目標にぴったり止まったつもりだったのですが、降りてみてみるとちょっと手前でした。停車後、駐車措置をとり降車、後ろから回って試験管のところへ。
 「はい合格!」2回目の感想で合格できるとは。すごくうれしかったです。「クランクの出口の確認が遅かったよ。」といわれました。たぶんクランクのことで精一杯だったのでしょう。ほかも少しいわれたのですが、うれしさの余りよく覚えてません。「仕事は?」「学生です。」とちょっとした世間話をして、「(免許)いろいろ種類があると安全運転になるから、次は特殊でもとってください。」といわれ、手続きの仕方を書いた紙をもらい終わりました。これでついに大型免許が取れることになりました。練習開始から2週間ちょっとでとれたのでよかったです。
 試験の後これから受ける人が「ポイントは何?」と聞かれたので「左折と、右折時に右に寄ることと、あとは安全確認です。」といいました。その人は今日が6回目で普段はトラックに乗っておられるそうです。しばらくすると、その方に会うと合格されていました。初回の時に聞いたのですが、普段トラックを乗っていない人の方が変な癖がなく合格しやすいそうです。最後に、試験場には試験を受けずにアドバイスをくれる男性がいるのですが、いったい彼は何者なのでしょうか?

費用
練習料金    7500×6=45000円
試験費用    3300×4=13200円
試験車使用代 1050×4=4200円
免許交付料   1750円   写真500円
合計64150円