クリープ破壊(Creep rupture)

金属材料は高温になると柔らかくなり、変形しやすくなります。高温では、一定の荷重をかけたままにしておいても、どんどん変形は進みます。これをクリープ現象といい、ある一定の温度で、一定のひずみ又は変形量(例えば1%)に、一定の時間(例えば10万時間)に達する応力をクリープ限界応力、クリープ限(1%/100,000h)、その時間で破壊に至る応力をクリープラプチャー強度と呼んでいます。

クリープ強度を求めるためのクリープ試験は、通常、一定の荷重の本で行われ、その時の試験片の伸び(ひずみ)の時間的変化は、図1に示すような曲線となり、遷移クリープ、定常クリープおよび加速クリープの三段階に分けられて説明されている。

図1 クリープ試験におけるクリープひずみと時間の関係



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