大山六景 西尾武陵(にしおぶりょう 明和3年(1766)〜天保9年(1838))について以前紹介しましたが、西尾家には「大山六景」と書かれた巻物が存在します。 それは武陵を訪れた文人たちが、大山の名勝を詠んだ漢詩や俳句です。江戸時代初期に書かれた『大山記』の大山八景にある「五本松」と「波賀尾嶽」以外は新たな場所です。ただし、「翠弥瀑清風」とはどこのことかわかりません。六景とは以下の通りです。 神田夜灯 こうだやとう 大乗寺八重桜 だいじょうじやえざくら 五本松秋月 ごほんまつしゅうげつ 翠弥瀑清風 波賀尾嶽 はがおだけ 鐘が坂郭公 かねがさかかっこう 参考文献:「西尾家所蔵資料にみる朝鮮人の遺墨」『デカンショのまちのアリラン』 2006 |