北条古墳(細工所)
 中野卓郎氏がこの古墳を発見し、多紀学生地史研究会によって測量調査がなされました。この調査によって一辺が30mの方墳であることが判明しています。

 現在、墳頂部分は開墾されており、また、北側は土採りによって変形しています。

 埋め戻されていますが、北側の土採りによって粘土槨、刀剣の先がが露出したという経緯があります。

 円筒埴輪、形象埴輪(家型埴輪・短甲型埴輪等)などの遺物が多く出土しており、その形態から5世紀後半の築造と考えられています。

 近接する京都府綾部市には菖蒲(あやめ)塚古墳や聖塚古墳、亀岡市には坊主塚古墳・天神塚古墳・瀧ノ花古墳・桝塚古墳などの方墳が数多くあり、南丹波との関係が注目されます。