測 定 機 器



MINOLTA 分光測色計 CM-2002

分光測色計 色彩色差計
繊維、塗料、プラスチック、印刷、陶器、紙。私たちの身の周りには色があふれています。
重さや長さのように色も数値で正確に伝達することが重要です。
工業製品の品質管理には、色を正確に数値化できる分光測色計や色彩色差計が活躍しています。

分光測色計、色彩色差計
色を数値で表す計測機器

色を人に伝えるときに、単に「赤色」といっても「濃い赤」「薄い赤」など赤にも色々あります。
また、「濃い赤」といってもどのくらい濃いのか全然わかりません。
例えば、長さや重さのように1mや1kgというように数値で表すと、間違いなく正確に伝えることができます。
同じように色を間違いなく正確に伝えるため、そのものの色を数値で表す計測機器です。

  • 色差値の評価

       色差値(dE)はNBS単位(米国標準局)で以下のとおりです。
       
             dE*   色差の感覚
           0  〜0.5 Trace     かすかに感じられる
           0.5〜1.5 Slight     わずかに感じられる
           1.5〜3.0 Noticeable   かなり感じられる
           3.0〜6.0 Appreceable  目だって感じられる
           6.0〜12  Much      大きい
           12以上    Very Much   非常に大きい


色彩チェックソフト

分光データーをパソコンに取り込むとこんな感じで表示されます。

染料系メタリック・パールの色彩チック表

染料タイプ(カラークリヤー系)の色つきメタリックは、多少色彩数値の変動ありますが、見た目は大きな違和感を感じません。
基準色数値を測定し、見た目に違和感の無い基準範囲数値を設けて量産品ロットで確認する事が重要です。

色を数値で表すことで、誰でも色調限度管理が可能になります。



 
光沢・艶測定器
「つや=数値化」は、最も明確な作業基準を設定できます。


数値化の例その1

□数値化の例:ペイント業界□

 つやなし・・・5グロス以下(図1)60度
 3分つや・・・10〜20グロス程度
 5分つや・・・30〜40グロス程度
 7分つや・・・55〜65グロス程度

この色板は塗料メーカーの見本板
黒 2分艶ありのロット違い
光沢を測定すると上記数値になる
艶が「あるなし」は、人それぞれの感覚で変わりますので数値化は重要です。
艶を数値で表すことで、誰でも光沢限度管理が可能になります。

KEET デュアルタイプ膜厚計 LZ-200C


仕様LZ-200c
測定方式 電磁誘導式/渦電流式兼用
測定対象 磁性金属上の非磁性被膜および非磁性金属上の絶縁被膜
測定範囲 電磁式:0〜1500mils または60.00mils
渦電流式:0〜800mils または32.00mils
測定精度 電磁式:15未満:±0.3、15以上:±2%
渦電流式:50未満:±1、50以上:±2%
分解能 100未満:0.1、100以上:1.0
適合規格JIS 5600準拠
統計機能 測定回数・平均値・標準偏差・最大値・最小値・ブロック番号
プローブ 一点接触定圧式(LEP-J、LHP-J)
表示方法 デジタル(LCD、表示最小桁0.1?m)
外部出力 RS-232Cインターフェース(転送速度2400bps)
プリンター内蔵でデーター管理が容易です。
塗料膜圧を数値化することによって、誰でも膜厚管理が可能になります。
基準膜厚を設けて、数値限度範囲を作成することが重要です。





KEET 渦電流膜厚計 LH-900J

膜厚計にとって大切なことは、何よりも測定値が正確であ るということです。
しかしただそれだけではありません。
だれもがどこででも使いたいときに使える、そんな手軽さ も必要です。
膜厚計は高性能・多機能なほど操作が難しくな ります。
高度な膜厚管理を行うためにはこのような膜厚計 も必要ですが、
ニーズの多くは日常の膜厚管理の要求に応 える基本性能を持ち、
そして操作が簡単な小型膜厚計です。
900Jシリーズはこうしたポジショニングのもとに開発され た膜厚計です。
LH-900Jはアルミや銅などの非磁性金属上に施されたペイント厚やアルマイト被膜厚の測定用です。
本体とセンサ部は一体化され、自然と手になじむ デザインと大きさになっています。
このクラスでは不要と 思われる機能は除き、必要不可欠な機能だけを搭載した結 果、
このようなシンプルな膜厚計となりました。
これらの コンセプトとデザインが認められて、LE-900Jは通産省選 定のGマーク商品になりました。
メジャー感覚で使える膜 厚計900Jシリーズは、ハンディタイプ膜厚計の主流になります。



帯電電位測定器


帯電電位をデジタル表示

小型・軽量・携帯に便利なハンディタイプ。
対象物との距離5cmの非接触式、帯電電位をデジタルで表示します。
用途
製造や検査ラインなどでの静電気管理に
樹脂やフィルムシートなどの帯電チェックに
板金塗装面の帯電チェックに
各種静電気除去設備機器の性能や効果テストに

日本スタティック社製 ハンディータイプ静電気測定器


日本スタティック社製 ハンディータイプ静電気測定器です。

非接触で表面電位(静電気)を測定する事ができます



磁性膜厚計


塗料の厚みを0.001mm単位で計測できるスーパーデジタルメーター
●独自に開発されたマイクロコンピューター、LSI回路内蔵により、
測定値の正確さ、高速測定が可能となっています。
●高解像度、広範囲に及ぶ測定が可能です。
●デジタル表示なので、あいまいな数値やエラーもありません。


デジタル顕微鏡 10倍〜140倍
10倍〜140倍




上記の画像は、塗料に混入している異物を拡大した
上記の画像と情報を塗料メーカーに報告し改善を求めていく。
実際のところ、塗料には異物がつきものであるが、限界線を模索することが重要である。
対策としては、弊社で用意している濾過器で濾過はするのだが、20〜45ミクロン目開きでは
塗料自体が濾過できない場合がある

最大140倍まで拡大でき付属の採寸ソフトを使用し本体ボタンでキャプチャした画像内の対象物の
直線距離、角度、直径、面積が測定可能となっております。倍率は連続可変では無く、
140倍までの2箇所で焦点が合う仕組みとなっており、研究用だけにとどまらず、様々な用途に適しています。



デジタルマイクロメーター


デジタルノギス