作者からのメッセ−ジ
順番に回答します。
1.「落とし込み」ってどんな釣り方
長さ3〜5m程度の竿で水面直下から竿一杯の深さまであたり
を探りながら魚を釣る釣り方です。
ラインの途中に目印、例えば「発泡シ−ト使用チヌ落とし込み」
と言うスプ−ルに巻いた長さ3m程度の目印
を購入して、ハリス〜針迄の長さを「矢引き」と言って「弓矢を
一杯引き絞った両手の間隔」(約1m弱)に調節して仕掛けを
作ります。
(市販品のラインつき針を使っているようでは××××!)
餌は主に「カニ」「イ貝」「イソギンチャク」「フジツボ」等
が使われます。
あたりの取り方が難しく作者は1年以上修行しました。
(ほんま、いやになったわ!何度行ってもボウズだから)
この目印は浮力がありますので餌によって重りを調節します。
一定の速度で目印が沈んでいるときは良い(?)のですが、
突然沈まなくなったり、目印が浮き上がってきたり、わずか
1割程度のスピ−ドアップで沈んだりした時があたりです。
その他にもいろいろあるようですが、
波と風とに邪魔をされながら見極めなければあたりが判らず、
餌をただ食いされます。こればっかりは無銭飲食だと訴えても
警察は面倒を見てくれません(え〜ん!しくしく)。
又、チヌ(黒鯛)は一度くわえた餌を放します。タイミングが
合わなければこれ又釣れません。大きく育ったチヌ程あたりが
シブく(微妙なあたり)、又季節によっても
あたりの出方が全然違います。
産卵期の4〜5月が一番あたりがはっきり出るようです。
2.仕掛けは?
3.釣れそうなポイントってどんなところ
それはチヌのいる所です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えっ なに?ふざけるなって!
そうですね、まずチヌの習性を良く理解すると良いでしょう
春夏秋冬でチヌの居場所は変化します。
春は産卵期、夏と秋は沖や回遊に備える時期
冬は居着きのチヌが穴に潜む時期と作者(自称釣り師)は
思っています。(異論のある方は掲示板へご意見を)
又、チヌは雑食性で色々な物を餌にするようです。口内は
歯以外に非常に堅い突起がたくさんあり、カニの甲羅も一噛
みでつぶします。作者も針外しの時にやられましたがちょっ
と擦れただけで出血しバンドエイドものです。
ですから堅い貝等でもエサにします。
春の産卵期は岸壁、波止、構造物の支柱等に着いた貝類や虫
をエサにしているようです。カニは通年エサになりますが、
貝類が豊富にある時は、あまり食べてはくれないようです。
付着した貝に集中しているチヌの上から、さも落ちてきた様
に自然にエサを落としてあたりを待つのがこの釣り方です。
又、目が良い魚ですので人の姿を見せない方が良いでしょう
見えてるチヌはまず釣れないと思った方が良いでしょう。
春は産卵期でもあり大型のチヌでもあたりがはっきりでます
夏や秋はチヌ釣り師にとってつらい季節です。
あたりが渋く(小さく)喰いも渋い季節です。
1日に良くて2〜3回のあたりを確実
に取らないとボウス確定です。それも真夏の太陽とわびしき
秋の強い風に耐えながらの釣行になります。
冬になると、回遊しているチヌは沿岸部からいなくなり居着き
のチヌがテトラ等の穴の中に潜りじっとしています。でも
目の前にカニ等のエサを落としてやると、大型のチヌでも
エサをひったくって、大きなあたりが出る場合があります。
但し、穴の中でファイトしますので、穴の縁にラインを擦っ
て切れるとアウトです。如何に穴の中から引きずり出すかが
腕の見せ所となるでしょうこの時期はファイトがすごいので
おもしろい時期でもあります。ただ寒ささえ耐えられれば!!!
4.季節は何時がいいの?
3.で殆どおわかりかと思いますがオ−ルシ−ズンOKと
申し上げておきましょう。ご自分の好きなときにチャレンジ
されては如何でしょうか?
但しそんなにたくさん釣れる魚ではありません。
釣行前の作戦、潮時、仕掛け、エサ、釣る場所、エサの落と
し方、あたりがあるまでの忍耐、あたりを取ってからタモ入
れまでの難しさ等の難関を通り抜けて2〜3匹釣れれば
よしとしましょう。
(あたりをとり、やりとりをしてからバラすと散ってしまい
ますので、その釣り場所はその日はあきらめましょう)
5.何処で釣ったの?
メニュ−に戻りましょう!!