(第2章) 起承転結物語
第一章:起(絶好調)
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第2章:承(落ち込んだ!)今シ−ズンは調子良いな、40cm級がばんばん釣れるで。と調子に乗ってエサをカニに絞って探っていると今度は「引き」のあたり「ひょい」ってなもんで合わせるとグ〜〜!とまたまた強い引き、よしよし「タモタモ」っと・・・ここまでは良かった。初心さえ忘れなければ。。。。未だに悔やまれます。なぜチヌの顔が見えるまで集中しなかったのか?タモに気を取られた瞬間、スッと竿が軽くなった「あっ、バラした!(逃がした)」唖然・茫然自失・あっけに取られてボ−っとしてしまった。「う〜っ!くそ〜!ちくしょう〜!****!」先ほどまでの気分はどこへやら、がっくり、ショックで「このへたくそ!」と反省しきりです。あれだけやり取りしてバラしたらもう散ってしまったかな!「でも、でも負けないモン」と気を取り直して又探り始めました。「初心を忘れるな、初心を忘れるな」とつぶやきながらそうするとまたしてもあたりが・・・「今度こそ」と合わせるとグ〜!と引き込んで・・とたんに又スッと竿が軽くなった「あっ、又バラした!しっかり針がかりしてなかったんやなんでもっと強く合わせなかったのや?もう、もうあかん立ち直られへん!!」 |
第3章:転(立ち直り)「もうあかん、もうあかん」と心が叫びます。「負けてたまるか、負けてたまるか」と頑張ろうとする心も反撃します。ボ−っとしてたか、無我の境地か、手にコツコツとあたりがあり反射的に「ひょい!」で竿がグ−っとしなります。「今度こそ!今度こそ!慎重に・・タモは後や、チヌに集中して、チヌに集中して。ようし浮き上がってきたぞ」チヌから目を放さぬようにして手探りでタモを用意し「ここでバラしません様にそっとそっと。神さま、仏様、お母ちゃん・・・・」と思いつく限りの人に祈りました。あと50cm、あと20cmタモの金具を越えて・・・「タモに入ってもまだ安心するな、タモが折れることだって」そっとタモを縮めて波止へあげてと・・「ようし2匹めゲットや!!!」すかさずお祈りした人に感謝!感謝!さっきまでの「落ち込んでた」自分が嘘みたい「やっぱ俺は天才や!バンザイ!!」 |
第4章:結(がっくり、でもにっこり!)「2匹めは40cmかよしよし」で、うきうき気分でまたもや探っていると・・・・で、3匹目をゲット「ちょっと小さめだな」なんて生意気な事を考えて(35cm)とりあえずストリンガ−かけておきました。それからはあたり無くそろそろ引き上げる時間になり道具を仕舞い始め釣果のチヌをひょいと見ると「あれっ!2匹しか居ない。海の中に猫でもいるのか?」でストリンガ−を引き上げてみると・・なんとなんとストリンガ−のフックが外れて1匹逃亡していた。3匹をまとめていたが暴れた拍子にストリンガ−のフックのちょうど良い(悪い?)ところを押さえるようになって・・・・「あ〜ショックだ!ショックだ!せっかく3匹上げたのに・・・・
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