風雨の中を強行して・・・


11月に突入です。

昨年も11月の作者の誕生日あたりに雨の中を強行し1匹ゲットしました。

チヌ様も冬場に備えての食糧補給かか、それとも作者の運の性なのか10〜11月は

比較的良く釣れます。

 いままで全く釣行しなかったのかと言うと、さにあらずでサビキのアジ釣りや

誘われての船釣り(ボウズでしたが(-_-;))等、色々釣行しています。

落とし込みもやってましたが釣れなかったので釣行禄を書かなかっただけの事でした。

やはりこの釣りは度々行っていないと釣れませんね。

釣り場の状況(その時によって良く釣れる場所が・・・)、その時に良くあたる餌、

などが違いますので、いきなりの釣行ではなかなか釣れません。

3日前に釣行し、釣り場状況はだいたい飲み込んだつもりでした。

 (但し、朝から雨が・・・・)

土曜日に釣行出来なくて、日曜日の釣行となってます。

雨が降っているからと言って、釣行の断念は釣り師の名折れです(ホンマかいな?)。

”雨の日に釣れるから”とよく雨の日を狙って釣行したものです(若い頃はね?)。

その日もそんなに雨を気にせずに出かけました。

日曜日ですが”雨”ですので、さすがに「渡しの船」はワタシ一人だけです_(._.)_

3日前の釣行で「○○がよく釣れてるよ」と言っていたポイントへ渡して頂きました。

当然、誰もいません、独り占めです。独占です。

雨合羽の具合を確認し、釣行の開始です。

初めて間もなくの事でしたが・・・・

餌にしている蟹が落ちずにフッと止まりました。トメのアタリです。

すかさず合わせると、確かな手応え・・・

グングン・・と締め込みますがなにやら小さい・・・

「何や・・・チヌやけど放流サイズか?・・」

上がってきたのを見て・・・・

「まぁまぁやな・・ギリギリでお持ち帰りのサイズか・・(^_^)」

小ぶりな34cmでした。

釣行を初めてからまだ1時間も経ってません。

「これは、何年か前の爆釣の再来か?」と気もそぞろです・・・それが・・・

 2時間を経過した頃から風雨が激しくなり出しました。

「これじゃあ、アタリが判らんなぁ・・」

やむなく、風裏になっている護岸の方へ移動です。

ここは海に突き出ている波止は低く、吹きっさらしなのですが、

高い塀のようになっている護岸につながっていますのでこんな時は便利です。

パンをかじったり、午前なのに”午後の紅茶”を飲んだりしていましたが

風雨がますます激しく、ひどくなってきました。

高い護岸の上を風がビュ−ビュ−音を立てて通り過ぎて行きますし、

合羽に雨が勢いよく当たります。

竿を握っている素手に雨が当たって痛いくらいです。

低い吹きっさらしの波止の上を波が洗ってます。

波の高さは優に1〜2mはあるでしょうか?

「こりゃあ釣りどころや無いで? 船が迎えに来れるのかいなぁ。
 風雨がおさまるまで船が来ない・・なんて事ないやろなぁ・・
 まぁ、心配してもしゅあないしなぁ・・それより釣りしてよっと」

と、再び落とし込みに集中する事にしました。この釣りは集中しないとダメですから!

 釣行を初めて1時間経過後の「爆釣の再来」の予測も大きく外れてしまい、結局

最初に釣れた1匹だけで納竿となりました。

「これやったら、帰りは10時って船長さんに頼んでおくんやった。12時に帰りますって
 言ったからなぁ・・・一人の時はしゃあないなぁ・・これも結果論か!」

それからこの日は船長さんに感謝致します。

たった一人をこの暴風雨の中迎えに来てくれたもんね。

帰りの船の揺れた事揺れた事。転覆するかと覚悟したほどでした。

帰宅後の調理は当然作者です。刺身もだいぶ早く作れるようになりました。


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