チヌを狙ってたのに・・外道が


土曜・日曜出勤、と休みなく連続勤務をしていましたが、いくら管理職でも人の子疲れます” m(_ _)m

言う事を聞かない(聞いてくれない、または聞こうとしない)部下や仕入れ先とつき合っていれば

なおさらの事(-_-;)・・・・・

リフレッシュするためにはやはり「有休を取ってチヌ釣りへ行かねば」と思い、実行しました。

いつもの餌屋といつもの渡船。思い起こせば、ここも長いつき合いになります。

確か震災の後に初めて紹介して貰ったような記憶があります。

そうすると・・・・・ゲッ・ジュウねん?(十年)

再認識している場合ではありません。(^_^;)

 さすがに木曜日となると、渡船場はガランとしていました。

僅か二人を乗せた渡船は、作者の希望の場所へ・・・・・・

久しぶりなので仕掛けを作り直し、新しい仕掛けで探り始めます

以前に、使いつくした古い仕掛けでバラした苦い経験がありますので (^^;)

 波止には海藻が付いていて蟹を落とすのに苦労しました。

アッチコッチ探りますが全くアタリがありません。

でも、5月の五月晴れの良い天気です。

釣れなくとも心のリフレッシュとしては最高です。

朝、早かったせいか眠気が緊張を解きほぐしにかかります。

こんな時にもしもアタリがあったら今日はボウズを覚悟しなければなりません。

チヌの落とし込みは、1日にそんなにアタリが出ません。

一度でも見落とすと、つらい戦いになります。

そんなとき、海藻の外側から蟹を波止に近づけて・・・・と狙ってましたが

なにやら蟹が海藻を掴んだらしく今まで沈んでいたのが止まりました。

「おいおい、かなわんなぁ・・タダでさえ釣りづらいんだから・・この野郎!」

と蟹を海藻から引きはがしにかかります。

以外と抵抗があります・・・・・こんな時は、もしものアタリを期待して

強くしゃくります。(経験から、アタリである場合がたまにありますので)

ハズレませんでした、アタリでした。

竿にビンビン響いてきます。チヌにしてはおかしな引きです。

「何やおかしいな。小チヌかアブラメかいな?」

身体も全然緊張しません・・・(-_-;)それにしても上がって来ません。

こんな時はもしもの大物の期待から慎重になります。

やっと上がってきた姿を見て「何や、ハネやないか」

(成長魚:セイゴ(30cm以下)→ハネ(60cm以下)→スズキ(60cm以上))

がっかりです。落とし込みのチヌ釣り師としては、外道では喜べません。

「折角のハネや、かかったからには釣り上げてやる」と

慎重になりました。ハネの引きはチヌとは全く違います。

下へ下へグングン引き込むチヌとは違います。

確かに下へグングン潜り込みますが右に左に暴れ回ります。

チヌの様にラインを出さずに頑張っていると、ラインが切られます。

特にこの時はそうでした、波止に沿って10mぐらい走られて、潜られて

ラインを出したり、巻き上げたり・・・・・

下手に空気を吸わすとエラあらいをされラインを切られます。

(エラあらい:水面から飛び上がる様にして頭を左右に激しく振り針を外そうとする動作。
       この漁種はエラが鋭く、ラインがそれにあたると切られる事があります)

何とか水面すれすれでタモに入れようとしますが、タモを見ると激しく

暴れて潜り込みます。

何度目か水面近くに現れた時、認識が甘かった事に気が付きました

「こりゃあ、デカ過ぎる。ハネやないで・・スズキクラスや!」

こうなると、相手の疲れるのを待つしかありません。

変温動物は瞬発力はありますが、恒温動物の方が持久力はあります。

それにしても・・・・くたびれました。こんなに長くファイトをするのは m(_ _)m

上がってきては潜り、潜られては浮き上げの繰り返し、右に走られたり

沖に走られたり、とにかくラインを一定の強さで張りゆるめない事とラインを切られない事。

両腕で支えないと耐えられません。

やっとこさ、何とかタモに入れようとする頃には相手はぐったりしていました。

引き上げてみて驚きました。66cmの立派なスズキです。

とにかくストリンガ−に付けて泳がせておきました。

その後しばらくは腕が痺れて休憩していましたが、

本来の目的であるチヌを狙いにかかります。

しかしながら、その後の頑張りにもかかわらずチヌはボウズで納竿です。m(_ _)m

「釣れたは良いけど、料理はどうしよう。刺身よりアライだよね。

 アライはやった事無いけど・・・確か刺身にして氷水につけて臭みを取るんだったよね

 面倒だから塩焼きにしたいけどこんなでかいの4人でも喰えないなぁ。

子供らは刺身が良いと言うに決まってるし・・・」

メ−ルで家族会議の結果、「難しそうだから塩焼きでも、刺身でも良いよ」って事に。

とにかく、シめてからク−ラ−に押し込み、帰宅。

インタ−ネットで調べると刺身でも「喰える」ッテことが解り、

悪戦苦闘して何とかこの大物を刺身にしてやりました。

上はその大物です。持参したク−ラ−にはデカ過ぎて、無理矢理押し込んだため

口を開けたままになってます。

41cmのまな板からはみ出て、拡げた新聞紙からも大きさが判りますでしょうか。

刺身の量も半端では無かったのですが、下の娘の多大なる協力を得て平らげる事が出来ました。

自然の恵み(?)に感謝です。(*^_^*)


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