夏場にアジ(鯵)が来た、との情報で昨日午前3時30分起床。
サビキを手に釣り場に直行。
釣果はともかく、本日も4時起床でさすがに眠い(ふぁ〜ぁ!m(_ _)m)。
ここは「気合いで乗り切るしか無い」と「根性」も入れ直します。
本日の狙い目「船着き場」は危険物の荷揚げが始まるとかで
「1時間後に立入禁止の命令を出す。それまでは良いけどね」
とのお達し。ここは、素直に諦め徒歩15分で別のポイントへ。
ここは、春先しか釣れないと悪名(?)の高いポイント。
丁寧に端っこから探るも全くアタリ無し。
2往復もしたけど全くだめ<(_ _)>!
もう、悩んでしまいました。気温もグングン上昇しています。
今日の狙い目は立入禁止だし・・・・。
少し考えて「今日はチヌは諦めるか! この前にハネが
釣れた様に今日もハネを狙おう。ちょうどエサもカニだし。
テトラから「前打ち」(用語集参照)していれば、かかるかも」
と方針を変更、テトラまでポイント移動です。
石積みの波止とテトラの合流地点で「前打ち」のスタ−トです。
左の絵の様なところです。
この頃から、入れ直した根性も効き目が切れたか、
夏場の暑さのせいか、テトラの上でふ〜らふ〜ら。
「こりゃいかん。このままやったら海に落っこちるで!
とにかく無理をしないで休憩や!」と竿とカニ桶とタモを
テトラに置き、日陰を探します。
やっと「工場内立入禁止」の看板の裏に日陰を見つけました。
其処へ行こうとして、テトラから飛び降りたとたんに
目まいがしました。
倒れないように、何とか踏ん張って、ペットボトルを
ポケットからだして一口含み、日陰を目指して
ふ〜らふらと・・・
途中、目の前が黄色味がかってきて視界が
狭まってきて、耳が聞こえにくくなり、
生あくびが何度もでて、ボ−ッとしてきました。
最後は四つんばいで這うようにして何とか看板の
裏の日陰にたどり着きましたが、
本当に危ないところでした。
もう少しで貧血(熱中症?)で倒れるところでした。
(チヌに”ネッチュウショウ”なら本望なのですが)
日陰でうずくまり、ボ〜ッ!としながら
「夏が段々暑くなるなぁ。昔は32度や33度で
暑い!暑い!と言ってたが最近は35度や36度
やからなぁ。百葉箱で35度や36度と言ったらこの辺は
40度を遙かに超えてるで、ほんま百葉箱って
サギやなぁ・・・」
なんて考えながら瞑目し水分補給で体力の回復を待ちます。
仮眠しようとしても周りにヒ−タ−がある様で・・・
30分はかかりましたでしょうか、何とか立ち上がっても
目まいはしなくなりました。
時計を見ると10時30分頃でした。
釣り師の悲しさか(生き甲斐か?)再度釣行の開始です。
再び、石積みの波止とテトラの合流地点で「前打ち」の
スタ−トです。
ここからなら「船着き場」で荷揚げしている、船が見えます
その荷下ろし作業を見ながらちょいとよそ見をしていた時です、
竿を握っている利き手に「ビクン!」と「アタリ」が響きました。
経験とか、慣れと言うのは良いもの(恐ろしいもの)で、
振り向いたときには、手の方が勝手にタイミング良く
あわせていました。
慣れ親しんだ引きです。手の感触が「ハネじゃないチヌや」
と叫びます。
このポイントで夏場にそれも「前打ち」でチヌが釣れるとは?
おそらく、テトラから出たチヌが回遊していて
偶然にかかったのでしょう。
折角かかったのだから大切にゲットしました。
31cmとちょっとこぶりでしたが、危うく熱中症に掛かり
かけたにしては、よく釣り上げることができました。
うれしかったのは確かですが、もうこんな危険は
おかすまいと思った1日でした。
以上
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