MDF板の600mm角、15mm厚を3枚用意します。
写真のように中心に9mm(何mmでもいいです)の穴を空けます。
芯ズレを起こさせないための注意点は『真っすぐに穴を空ける』ことです。
はい、差しあたって簡単な作業です。
別段記事にすることでもありませんでした。
おおかた綺麗な局面加工ができていますが、サンドペーパーでさらに綺麗に仕上げます。
見て頂いたとおり、想像以上にちゃんとできています。
私はまだ加工できていませんが、しっかりと表面を塗装で被覆しておいたほうが長持ちすると思います。
MDFは吸水性も高いので膨れ防止のためにも早めに塗装をした方が良いでしょう。
このディッシュのアールに合わせてブレイスを擦り合わせ、ディッシュの上でクランプすれば
完璧なドーム状の裏板を作ることができます。
ボディ側、側板の擦り合わせにはディッシュにサンドペーパーを貼りつけてすりつければ
裏板とジャストフィットの接着面を作ることができます。
おそらく私以外の方はRadiusDishを当たり前に使用されて製作されておられるので
このようなジグ製作は無意味かもしれませんが、私的には最高のジグを作ることができました。
私のようにDishの自作を考えておられる方はぜひお試しくださいませ〜!
Radius Dish <レイディアス ディッシュ>
円板の下に十字にクロスした架台を作り、中心にダボが刺さるようにしてあります。
この架台の上で円板がくるくる回るように加工してあります。
この上に円板の端から端までビットが届く長さ、そしてルーターベースジャストの幅の木箱を作ります。
良く見ていただくとアール形状の板が箱の内側に固定してあります。
両サイドに任意のアールに加工したベニヤ(9mm程度)を貼りつけ、その上をなぞるようにルータが可動します。
アールの加工は実際に4〜5mの棒を軸固定して描いたアールを切り出しています。
ここが難点でした。ひとりでは出来ない(笑
他の人力を得てアールを描きました。
円板の外側から中心に向かってルータを動かせば任意のアール形状に掘ることができる訳です。
外側で円板を一周回転させて少し内側へルータを移動、これの繰り返しですが・・・
なんと!ルータのビットの回転で円板がぐるぐると自動でまわるではありませんか!
ご近所の方からは『凄い!』といった歓声があがります(笑
結果オーライです。
写真のようなジグを作ります。
薄いベニヤ(4mm)に軸位置9mmの穴を空け、ダボをさせるようにします。
半径300mmポイントにルータービットが配置出来るようにルータを固定します。
ジグを作るためのコンパスジグの出来上がりです。
所用時間約5分で完成!
写真のようにMDFの穴にダボ栓を差し込み、先ほどのジグをセットします。
ご想像のとおり、ぐるぐるとルータを回せば直径600mmの板の出来上がりです。
これを3枚加工します。
中心のダボ栓を刺したまま、3枚のMDF板をタイトボンドで接着して分厚い円形の板を作ります。
2枚でも十分ですが、後々たわまないように、またある程度の重みがある方が良いので3枚としました。
MDFは加工性が高く、ルータで軽々と削ることができます。
針葉樹合板などではこのようには加工できません。