ブックマッチジョイントジグ

表板や裏板は2枚の板(または3枚)をはぎ合わせて1枚の板にして使用します。
ブックマッチとは字のごとく一つの板を2枚にスライスし、本を開いたように左右対称に組み合わせることです。
実は今までは「はた金」や「クランプ」を利用して製作していましたが、工具とはいやはやお金の掛るもの、
易々と買い揃えることはできません(私だけ?)。
必要最小限の工具購入にするため、自作できるものは自作していきます。

最後に紐の端部を写真のようにひっかけるように留めます。
トラックの荷縛りのような感じですね。(よくわからん)

表板をセットして、紐を写真のようにジグザグにタスキ掛けします。
軽くひっぱりながら、表板のジョイント部分に段差ができないように
気を配りながら進めます。

まずは見てください・・・なんじゃこれ。
ただ合板(12mm合板を2枚張り合わせて強化しています。)を
このような形に加工するだけです。
この紐は板の下の箱部分に穴をあけ、
片方の単部はそこで固定しています。

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上記の作業を順番に進めます。
全体が差し込めたらもう一度バランス良く締め付けられているかを確認します。

はい、これで完了です。
のこぎりで板を切り、紐を付けるだけでこんな便利なジグが出来ました。
台座の箱部分には差し込み板を収納できるようになっています。

使った感想はまさに最高。
超簡単にブックマッチジョイントの接着ができますよ。
お勧め五つ星ジグです☆☆☆☆☆

次に写真のように傾斜をつけた板(12mm合板を利用しています)を
先ほど巻きつけた紐の交差部分を持ち上げて差し込んでいきます。
表板を下の合板へ押さえつけながら紐をキツく締め付ける効果がある訳です。