あんころ餅
 ◆ あんころ餅(土用餅) ◆


 夏の土用の入りに食べるお菓子です。。

 土用(どよう)というのは暦の雑節の一つで、一年に4回あります。
立春の日・立夏の日・立秋の日・立冬の日の前の18日間を土用と呼びます。

一般的には立秋の前の土用のことで、夏の真っ盛り!一番暑い頃。

梅の土用干しや、衣類や布団などを虫干ししたり、土用につんだ薬草は効果が高いといわれ、薬湯に浸かったり薬湯を飲んだり、土用の丑の日に食べるうなぎはもはやメジャーですよね。

土用にちなんだ様々な行事の中の一つに、あんころ餅(土用餅)を食べる風習がありまず。
関西、特に京都を中心とした風習のようです。

他にも、土用の蜆(しじみ)や土用粥、を食べたり
土用に水浴びや海水浴をすると良いとされたり
土用のお灸も効果があるとされたり

昔からの知恵の一つとして一番暑い時期を乗り切るための風習なのでしょう。


―  和菓子の三隆屋 TOP  ―