Giselle


古典中の古典ですね。けど、あんまりウケなかったというエピソードもあるらしいですね。


Main Charactors:

村娘ジゼル、アルブレヒト、婚約者バティルド、猟場の管理人ヒラリオン、ウィリーの女王ミルタ



〜Story〜

第一幕
舞台はラインの谷あいの村。純真な村娘(ここがポイント!!)のジゼルは、時折村に姿を現す青年、アルブレヒトに恋をしている。洗練された雰囲気を持つ彼にジゼルは夢中。アルブレヒトもかわいらしいジゼルに恋をしている。二人は村の若者たちと一緒にぶどう祭り(ほかのお祭りの場合も)を祝ったりと、幸せな日々を過ごしている。
しかし、ジゼルに横恋慕している猟場の管理人ヒラリオンは嫉妬に燃え(燃えってあんた…)クールラント公爵と娘のバティルドの狩りの一行が訪れたとき、実はアルブレヒトが伯爵であると言うことをばらしてしまう。それとともに、バティルドが彼の婚約者であるということもばれてしまう。元々心臓の弱かったジゼルは、愛するアルブレヒトの嘘と婚約者の出現にショックを受け、悲しみのあまり気が触れて息絶えてしまう。

第二幕
旅人を踊り狂わせて殺してしまうという大気の精ウィリーの女王ミルタの支配する暗い森。夜になると、ヒラリオン、そしてアルブレヒトは次々とジゼルの墓参りにやってくる。ジゼルは結婚することなく亡くなってしまった娘たち、ウィリーの列に迎え入れられる。 まず、ヒラリオンがウィリーたちに捕まり、踊らされた後に湖に連れ込まれて殺されてしまう。次にアルブレヒトがやってくるのだが、彼を殺そうとするウィリーたちの前にジゼルが進み出て彼を守る。そこに、夜明けの鐘の音が響いた。ウィリーは夜が明けると地の底に戻らなくてはならない。アルブレヒトは命を救われるが、ジゼルは空気に溶けるように消えていってしまった。



コメント

なんて言ったいいんでしょう??
とりあえず、ジゼルさん、あなた本当に心臓が弱いのですか??弱いのに、あんなにハードなヴァリエーションを踊っていたんですか????(笑)嘘でしょう????あとは、「まあ、けなげねぇ」(←おばさん化)としか言いようがないかも。自分を犠牲にしてアルブレヒトを助ける。美談だとは思うけど、助けられたアルブレヒトさん、なんか情けな〜〜〜と思うのはきっと私だけではないはず。でも、ジゼルさんもやっぱり、身分違い・・・!ってショックを受けてないで、「だから何?!」って開き直るくらいの度胸を持ちましょう(笑)。だって、この話、単にジゼルがかわいそうなだけで終わってるじゃないですか!!アルブレヒトなんか、心の傷(もしあればの話ですが)はともかく、彼自身は何も傷ついてないんですよ?!婚約者を失ったわけでもなく(まあ、信用はなくしたかもしれませんが)、爵位をなくしたわけでもなく・・・。死んでしまったジゼル、貧乏くじ??

貧乏くじといえば、この人。ヒラリオンさん。ジゼルが好きで好きで、見てるだけでもよかったのに(とは誰も言ってないけど、なんとなくね)横から現れたアルブレヒトにジゼル盗られちゃって(笑)で、たまたま見つけたアルブレヒトの剣とマント見つけたら思いがけず、彼は伯爵だったってことが判明して、これでジゼルは僕の物〜とか思ってホクホクしてたら、ジゼル死んじゃうし。墓参り行ったら、ウィリーたちに殺されちゃうし、ジゼルは知り合いだというのに、止める気配はないし。う〜ん、かわいそう。しかし、ヒラリオンとアルブレヒト、何故夜中(じゃないと、夜明けまで守のはいくらジゼルでも無理なのでは・・・)に墓参り??なんか、死んだ人に会えるとか言うジンクスでもあるのだろうか?

で、アルブレヒトさん。変なところに剣とマントを隠したあなたが悪い。すべての元凶はあなたです!(断言・笑)そして、真夜中という非常識な時間に墓参りに行ったために、君の愛するジゼルは魂ごと消えてしまったのだよ。しかし、きっと君はバティルド(婚約者です)と結婚するのだろう。伯爵様なんてこんなもんさって、ひねくれたくなりますね。そして、数十年後に孫に向かって、「私も若い頃はそれは悲しい恋をしたものだよ」とか言うんでしょう?!というのは、まあ、私の想像でしかないのが、なんかしそうですねぇ。それとも、彼は一生自分の罪(ではないか。罪悪感?)と向き合うのでしょうか??