上質な男

四季折々に神戸に通うことになってから、もう何年たつでしょうか?毎年岡田さんのお芝居で、私の一年は終わります。今年もそんな季節になりました。今日も素敵なお芝居を見せてもらいました。終演後の岡田さんの笑顔を見ながら、この人は私の宝物だとしみじみ思いました。

HPを立ち上げた時、「この人は誰?」と思われた方もおられたでしょう?そんな方に岡田さんのことをもう少し知って頂きたくて、今日は日記を書いています。私にとって彼がいかに大きい存在であるかは過去の日記や岡田コーナーを見て頂ければわかると思いますが、彼の本当の魅力はやはり芝居を見て頂くしかないでしょうね。岡田さんは劇団に所属している役者さんなので、大主役の時もあれば脇の時もあります。先輩の役者さんと若い後輩達の間で、なくてはならない存在になっています。彼の日記は公開され
ていますので興味のある方は読んでみて下さい。私は彼の芝居を見る前に先に
日記を知り、即ファンになりました。「僕はいい加減な面倒臭がりや」などど自分
を称しながら、本当はとても神経の細やかな照れ屋さんです。

一度好きになったものの冷めてしまった俳優さんが結構いると以前書きましたが、
その理由の中に、ファンにちゃんと向き合っていない、ファンが視野に入っていな
い...そんな方が結構いました。口先だけでありがとうを言うのは簡単です。「ファ
ンの皆さんあっての私です」と100回コピーのように言われるよりも、いつもちゃん
とファンのメールを読んでいるなぁとさりげなくわかる日記の方がずっとずっと素敵
です。

「人が人を思う気持ち」をテーマにキャラメルボックスが繰り広げるお芝居は健全
で優しくて、時として照れてしまうようなこともあります。面白くなかった時は正直
に「いまいちでした」とメールを送ります。こんなことが出来るのは岡田さんだけで
す。ぎらぎらしたイヤラシサとは無縁で高校の演劇部がこぞって上演したがるよう
な作品群は時折色気に欠けるのですが、それがこの劇団のカラーでもあります。
その中で唯一不思議な色気を持っていて、ピンクなどというニックネームを頂戴
しているのが岡田さんなのです。
私が岡田さんを知った頃、彼はもっとふっくらとしてがっしりした感じの青年でした。
「クローズ・ユア・アイズ」という大変なお芝居でドーンと痩せ、それ以来もう元に
戻らない感じです。私は細身の男性が好きなので嬉しいですが、もうそこでストッ
プね、と最近は思っています。

本当は今日見た「彗星はいつも一人」のことを書きたいのですが、まだ芝居は始
まったばかりなので、神戸公演が終わったら書くことにします。一言。久し振りに、
流れるように綺麗な彼のダンスを見ました。