まずは、会場が「ホテリア」の舞台であったシェラトンに敬意を表してか、「ホテリア」
関連の質問から始まりました。
Q.「ホテリア」ではドンヒョクという役を演じてますがドラマでは一目惚れをしますよね。
ヨンジュンさんはどちらかと言えば一目惚れするタイプですか?
A.んん〜(ちょっと困った感じが可愛いーーー!)一目惚れをするタイプではないと
思います。長い間見ていてその人の魅力に少しずつ好きになっていくタイプだと思います。
Q.ドンヒョクは好きな女性の為だったら全てを捨ててなんでもしてあげるという男性
として描かれていますが、ヨンジュン氏も好きな女性のためだったらどんな事でもする
タ イプですか?
A.ネィ…(この言い方がむちゃんこ良かったっす!はっきり力強くって…キャ〜♪)
Q.「冬のソナタ」でミニョンとチュンサン一人二役をする難しさはどういった所だったのですか?
A.最初この作品を選んだのは1つの作品で2人の人間を演じるその楽しさに魅力的だなと
思い選びました。と実際にやってみて1つの作品で2人の人間を演じる事の難しさを感じた
んですが、それ以上にチュンサンを演じてミニョンを演じて、その後にもう一回チュンサンに
なってミニョンの記憶に戻る、それは大変難しいことでした。
Q.それは逆に遣り甲斐があったのでは?
A.ネィ。
Q.昔好きだった人と、昔の恋人だった人と偶然出会ったら心が動きますか?
A.う〜ん…それは違うと思います。今現在の方が大切なので過去の方を思い出している事
は無いと、でも初恋の記憶と言うのは本当に大切なものだと思います。
Q.日本での大ブームの率直な感想をお聞かせ下さい。
A.本当に有り難いの一言です。それ以上にこんなに沢山の人にここまでいらして頂いて
申し訳無い気持ちで一杯です。僕が日本に行けばよかったんですが...僕が日本の
方に 行けるように頑張ります。
Q.初めて映画に出演されての感想をお聞かせ願いますか?
A.非常に貴重な体験でした。いつも初めてということは緊張するし、震えるような
ドキドキ・ワクワク感があるので一生忘れられない経験だったと思います。
Q.朝鮮時代の役の上で難しかった事はなんだったんでしょう?
A.一番最初、主人公は朝鮮時代を冷たい目で見ながらそれをユーモラスに表現する女
好きな人で、それを自分が演じられるのか、自分の中にそういうものを持っているのかな
と心配だったんですね。それは難しかったんですが、終わった後考えるとそういう部分を
持っているのでは、ユーモラスなものを持っているのではないかと思っています。
Q.ドンヒョク、チョウ・ウォン、チュンサン、ミニョンの中でどのキャラクターが一番自分に
近いと思いますか?
A.どのキャラクターも自分に似ていると思います。それはどのキャラクターも自分の
中から出ているからです。どれかと言われると、一番似ているのはチュンサンとミニョンが
混ざったような性格です。
Q.今までの作品「冬のソナタ」「ホテリア」「スキャンダル」の中では、一番タイプの女性は
誰ですか?
A.キャラクターっていう事ですよね?(笑)キャラクターでいうと「スキャンダル」の
スク夫人です。女優さんでもなくです。(笑)
Q.次回作が具体的に決まっていたら、良ければお話下さいますか?
A.まだ決まっているものはないんですが、でも決まったら何時でも出来るような心の準備は
しています。これからも皆さんの期待に沿えるような色んなキャラクター、色んな人物を
演じて行こうと思います。
Q.普段外出なさる時はどんな変装をしますか?
A.変装はしないんです。外出の時はいつも楽にしていて、そして会う方に挨拶もしたり、
だから怖がったりもしない、だからそういう風に普通に外出するので出るのは楽しいです。
Q.いつも眼鏡をされていますがもし自分で選ぶとしたらどんな色・どんなデザインに
こだわってますか?
もし良かったら眼鏡をはずしてくれますか?(皆が固唾を飲む中通訳の方の話しを聞
くヨンジュン氏、果たして…にこやかに外して下さいました♪もう会場は割れんばかりの
キャア〜〜!!の嵐でした^^;)
A.眼鏡はシンプルで無難な物が好きです。自分の性格にも似ていると思いますが非常に
こう…前に出たがる、目立ちたがり屋な性格ではないので、それで無難でシンプルな
ものを選んでいます。ちなみに好きなブランドはレイバンです。(場内ドットわく。ちょっと
笑いながら「レイバンです」と答えたヨンジュン氏が可愛いんです。)
Q.好きな女性のタイプは?
A.真実があって、自己発展に努力する人、賢い人、賢明な人です。
Q.もしオリンピック代表に選ばれたらなんの競技に出ますか?
A.マラソンです。(うぉ〜♪という歓声)長い距離は走った事はないんですが、走る事が好き
です。(「こんな質問韓国じゃ考えられないよぉ、聞いた事無いよ」と韓国のあるファンの
方が喜んでいました)
Q.ヨンジュンさんはスポーツ万能と聞いていますが、「冬のソナタ」でもその一場面が出て
いますが、実際冬にスキーやスノーボードはされますか?
A.全てのスポーツが好きです。特に雪の上のスポーツは得意だと思います。
Q.もし俳優になっていなかったらどんな仕事を選んでいましたか?
A.本当に監督にもなりたかったし、建築の方もやりたかったです。そういう仕事を役者は
演技をやりながら出来るので幸せですよね。実際俳優の仕事をしなかったらそういう仕
事が したかったです。
Q.そうしたら将来的に監督になる可能性はあるわけですね?
A. ネィ。(と、はっきりとおっしゃってました。一同割れんばかりの拍手!)
Q.日本でTVのクリエイターをしています(男性)。日本でCMや番組に出ていただく事は
可能ですか?(みんなキャア〜でした。)
A.前は全く考えていなかったんですけど、今はこのように私の事を愛してくださるファンが
いらっしゃるのを知って、やりたいと思っています。でもこういう事はきちんと準備してやり
たい ので、今は準備期間だと思っています。
Q.今まで一年に一回のペースでの仕事で、凄い人気があるのにもったいないと思って
いたんですけど、それには何かポリシーがあったんですか?「ホテリア」辺りから精力的に
出るようになったと思いましたが、そうなる理由はあったんですか?(雑誌「INVITATION」
田代親世さんからでこの雑誌は来年1月に発売予定だそうです。)
A.特別な理由は無いんです。もともと見るスターといういうものではなく本当の実力を持った
役者になりたかったので、演技で勝負したいと思っていました。「ホテリア」から沢山の
作品に出るようになったわけですが、それでも多分皆さんが思っている作品の量には
追いつかなかったと思います。
Q.将来監督になられた時に、芸術的な自分の中の素材のようなものをテーマにした
アーティスティックな映画を撮りたいのか、または娯楽作品を撮りたいのかをお聞かせ
下さい。(角川書店の方)
A.どちらかに傾いちゃいけないと思います。作りたい映画はジャンルを超えた映画で
そして沢山の人の心が温まる映画を作りたいです。
Q.来年アジア圏のフィルムコミッションネットワークができてハリウッドのようなですね、
そういうものに戦略的に取り組んで行く話を耳にしているのですが、そのハリウッドを
考えた時ペ・ヨンジュンさんの果たす役割とはどういうものを考えてますか?(小難しいと
いうかヨンジュン氏に聞く質問として的を得ているのか皆疑問があったのか、場内が
この時ざわつきました。これは東京新聞文芸部の方の質問です)
A.まずはアジア映画の発展のために一生懸命に演ずる事だと思います。その後ゆくゆく
は一生懸命勉強して、そういう努力をして良い映画を作る事なんでしょうね。(さらりと
スマートにそして誠実に答えてくれたヨンジュン氏、かっこよか〜!)
とこれで40分に及ぶヨンジュン氏との対話の時間は終わりました。最後にファンへの
メッセージを言って下さって、その締めくくりに日本語でつかえながらも「次に、日本で、
お会いしましょう」とおっしゃってくださって…皆の歓声が大きく上がりました。でもでもその
声のお陰で通訳の方の言葉がわからなくて、ハングルで喋られた所は何をおっしゃって
いたのかは理解不能……すっごい残念(;;)