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  • 丹後峠開通記念石碑をたずねて

    三差路に建つ石碑
    三差路に建つ石碑
    於与岐(およぎ)町に入って、弥仙山(みせんさん)に行く途中、
    左折すれば舞鶴西(掘り)ICに通じる三差路の府道沿いに、
    大きな石碑がたっている。写真=丹後峠開鑿記念碑です。

    山を切りひらいて道路を舞鶴西に開通した年の1952年
    4月に建てられたものだそうです。
    当時の京都府知事、蜷川虎三は、この記念碑に

    自然美にめぐまれた、弥仙山の地も、交通不便のため、文化
    の過疎を招き、永くこの不備を嘆くにいたり、
    このほど、地区の総意を結集し、先祖(せんぞ)から受け伝えてきた
    多年の宿望である丹後峠開発を決意、100年の大きな計画を達成
    しようと、昭和24年(1949年)を越え、昭和27年(1952年)
    春に工事ができあがった。
    この間、足かけ4年の長期間、たくさんの困難と障害をつきやぶり
    延長三千数百メートル、幅4メートル、総工事費五百数万円、のべ人員
    二万数千人を費やして、岸などの切り立つたくさんの開削作業は、
    炎天下や、ひどい寒さの中でも、老若男女互いに助けてこの
    難事業が完成した。
    と、刻んでいます。  参考資料=「郷土誌・東八田」

    この記念碑を訪れた時、しだれ桜が満開でした。

    2001/4/21 よっちゃん 記
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