井戸水の水温14度(2014-3-8) |
外気温度3・7(2014-3-8) |
地下25m付近から取り出したという砂岩↓ 上水道も、消火栓付きで整っていますが、わが家では、地下30mの岩盤から汲み上げた水を使っています。 この井戸は、直径100mmのパイプが入る程度の穴があいたボーリング井戸です。(1982年1月) 井戸を掘るには、エンジンの力で刃先を回転し、油圧で押さえて掘ります。 刃先を保護するために、ペントナイトの白い粉を水に薄めた液体を、地上の高圧ポンプで刃先まで送り、逃げ場を 失った液体は、削り取られた岩盤の粉を地上まで押し上げて、沈殿槽を通って刃先へと循環します。 地下水脈に出会うと変化するそうですよ。岩盤が粉状に切れずに、刃先のパイプの中に詰まることも何度かあった=左上の写真=。 最後の行程は、地上からコンプレッサー(空気圧縮機)で、井戸の底までホースで 空気を送り込みます。ボコボコボコと勢いよく空気と砂混じりの水が飛び出します。 きれいな水になるまで、朝も昼も夜も、何日も続けて汲み上げます。 わき出る水量は、毎分20リットルです。この井戸水は、年間を通じて14度Cほどで、夏は冷たく冬は温かい、我が家の活力源です。 水質検査成績書(京都府綾部保健所発行)
水質検査の説明です。 硫酸性窒素及び、亜硝酸性窒素 水中の硫酸性窒素、亜硝酸性窒素は、主としてし尿、下水などの混入によるアンモニアの酸化などによって生じるもので、水の汚染の 程度を見るための指標となります。 塩素イオン 自然水の中には常に多少の塩素イオンを含んでいます。しかし、塩素イオンは、 下水、家庭排水、工場排水および、し尿などの混入により増加します。 過マンガン酸カリウム消費量 過マンガン酸カリウム消費量は、 し尿、下水、工場排水などが混入した場合は増加します。 一般細菌 一般細菌は、清浄な水には少なく、汚染された水ほど多い 傾向があります。 大腸菌 大腸菌群は、通常人畜の腸内に生息しているものであって、水中に存在することは、多くの場合 その水が人畜のし尿などで汚染されている可能性があります。 鉄 水中の鉄は主として地質によるものものですが、工場排水などの混入、 あるいは鉄管によるものがあります。鉄分が大量に存在すると、赤水や不快な臭味の原因となります。また布地や器物を赤かっ色に着色することが あります。 硬度 硬度は主として地質によるものですが、海水、工場排水、下水などの混入やコンクリート構造物により高くなることが あります。 硬度が高すぎると、胃腸を害し下痢を起こす場合があったり、石けんの洗浄効果を低下させたりしますが、適度の量は、水を美味にします。 蒸発残留物 蒸発残留物とは、水を蒸発乾燥して固めたときに残る物質をいいます。 水中にいろいろな不純物が混入すると蒸発残留物の 量が多くなります。 PH値 PHが7のときは中性、これより高い場合はアルカリ性、低い場合は酸性です。 PH値が異常に低くなったり、高くなったりした場合は、汚染などにより、水質が変化しているものと考えられます。 臭気。味色度。濁度(にごり) 清浄な水は、一般に無味、無臭で無色、透明です。これに異常があるときは、外部からの汚染が考えられます。 京都府綾部保健所
試験検査係 03/10/11 よっちゃん 記 (写真) (水質検査の説明転載) |